ランギロア島のワインとラムを味わう
マヌイア(乾杯)!ラグーンの真ん中のモトゥにある世界にただ1つのブドウ畑で、ワインで乾杯しましょう。これらのユニークなブドウからは、極上の白ワインとロゼワインが生産されています。また、その隣で育ったサトウキビを蒸留して、美味しいラム酒も作られています。 ランギロア島に滞在する際には、このドメーヌ・ドゥ・ドミニク・オロワ(Domaine du Domique Auroy)は外せない場所です。1997年に小さなモトゥの約3万平方メートルの土地にブドウが植えられ、2000年には収穫された50キロのブドウから、史上初のポリネシアンワインが生産されました。今では収穫量はかなり増え、このワイナリーはロゼ、ドライ白、スイート白を生産し、世界的な評価も高まっています。ワインよりも少し強めのお酒をお望みでしたら、このワイナリーでは美味しいオーガニックのホワイトラム「マナオ・ランギロア」も蒸留しています。ぐいっと一杯! 「メイドイン・ランギ」の白ワイン、ロゼワイン、ラム 素晴らしい海の生きも物たちに加えて、ランギロア島にはもう1つの宝物が隠されています。それはポリネシアンワインです。このワイナリーは1997年に最初のブドウを植えたかなり新しいものですが、その白ワインとロゼワインは、両方ともこのワイナリーのユニークな地域特性と商品品質そのものにより、国際的な評価が高まっています。サンゴを含む土壌と1年を通じて太陽が照りつける気候は、ブドウを5ヶ月毎に収穫できることを意味します。つまり、1年に2回、ワインを生産できるのです。十分な研究と調査によって判明した最も生産的でこの地に合うブドウの品種は、カリニャン赤、イタリア、ミュスカ・ダンブールでした。これらは柑橘やエキゾチックなフルーツの風味を持つさっぱりとしたワインを生み出します。 Sugar cane field in The Islands of Tahiti © Grégoire Le Bacon Wines from the vineyards of Rangiroa ©Ranihei Teariki Rangiroa vineyard©gregoirelebacon ランギロア島にはサトウキビの畑もあり、上質なオーガニックのホワイトラム「マナオ・ランギロア」の生産に使われています。このサトウキビは古代種で、ランギロア島で収穫され、搾られた後に、蒸留に向けてタヒチに出荷されます。おそらく、これが世界の人たちにこのラムが好まれている理由でしょう!もちろん、適度に楽しむことが大切です。 ランギロア、楽園の味 美味しいワインやラム酒だけでなく、ランギロアにいる間にトゥアモトゥ諸島の伝統料理も味わってみてください。ポワソンクル・オ・レ・ド・ココや、ほうれん草とココナッツミルクソースで作られた美味しいチキン料理、プーレ・ファファをお試しください。タマア・マイタイ! Grapes of Rangiroa © Grégoire Le Bacon フランス領ポリネシアのガストロノミーは、新鮮な地元の食材を使ったさまざまな風味が絶妙にブレンドされたエキゾチックな料理です。ライムの風味を加えたポワソンクルは、いつでも楽しめる一品で、特にランギロアのタヒチワイナリーのドライホワイトワインと一緒にサーブされると最高です。味覚が長く覚えている美味しい食事をお楽しみください!
マカテア島での登山
マカテア島を訪れる人々に最も人気のアクティビティの1つが登山です。まったくの初心者を含め、あらゆるレベルの登山者に適したトレイルがあり、仰ぎ見る価値のある島です。 海抜50mまで登る全長16kmの岸壁面に沿った登山用トレイルがあり、マカテア島は正真正銘の垂直アドベンチャーを楽しめる場所と言えます。2019年に最初のいくつかのトレイルが開設され、現在ではその数は百を超えています。初心者を含めたあらゆる登山者に適したトレイルがあり、熟練の登山者にとっては登山スキルを試す良い機会になるでしょう。すべてのトレイルで、ヘルメット、登山靴及びハーネスの着用が義務付けられています。「ヴィアフェラータ(via ferrata)」は、登山を手助けするケーブルやはしご、傾斜台などが設置されたトレイルで、頂上までは約45分かかります。登っている時は下を見てはいけません。顔を上げて…青い太平洋を見渡してください。こんな素晴らしい景色の登山用トレイルは世界中でもそんなにありません! 楽園での登山 崖を登るスポーツクライミングにとっての最高の地をフランス領ポリネシアに見つけました。その地は太平洋に浮かぶ美しい島、マカテア島です。25年以上前、登山愛好家のチームが地元の登山家達の助けを得て、最初のトレイルを開設しました。それ以来、百を超えるトレイルが16kmの崖に開設されています。タヒチの島々では環境に配慮した観光業を促進しており、トレイルの開設でも島の動植物に危害を与えないように大変な努力が払われています。 Perilous climbing © MAKATEA Escalade Barefoot and hand climbing © MAKATEA Escalade A playground for climbing enthusiasts © Léa Parizot 登山に興味があれば、2019年のギヨーム・ブローストによるドキュメンタリー映画「マカテア島の垂直アドベンチャー」をご覧ください。フランスのエルワン・リーランとマリオン・クルトワによって設立されたマエワンという団体によって製作されました。この映画は、この島で最初のトレイルが開設されたときの物語であり、持続可能なツーリズムを促進することの重要性について描いています。ニナ・カプレツやシャーロット・デュリフ、マルコス・コスタなどの有名な登山家が映画製作に関わっていて、この環礁の美しさも取り上げています。このドキュメンタリー映画のおかげもあって、今では登山はマカテア島の重要な観光アクティビティの1つになっています。 マカテア島のすべて マカテア島は、ツアモツ諸島の一部であるパリゼ諸島にあります。この島は60年に及ぶリン鉱床採掘のために搾取され、島にも島民にも相当な傷跡を残しました。鉱床の村の跡を訪れると、1960年代に鉱床が閉鎖された後に残された無数の立坑を見ることができます。 Makatea from the sea © Léa Parizot マカテア島で最も人気のある観光アクティビティの1つは、美味しいヤシガニの「カヴェウ(kaveu)」捕りです。登山があまり好きでなければ、試してほしいアクティビティが他にあります。リン鉱床発掘の跡地巡り、洞窟内の淡水プールでのスイミング、山々のハイキング、地元の工芸品を見つけることなどです。マカテア島は今では住民の少ない隔絶された島であり、鉱業跡をゆっくりと覆いつつある静かな環境と豊かな自然を堪能できることでしょう。
マルケサス諸島で行う乗馬
マルケサス諸島を探検するには乗馬が最高です。ヒバオア島の野生馬たちはブレルとゴーギャンにインスピレーションを与えました。ですから、鞍にまたがり、「人間の大地」の人里離れた場所で時間を超越した瞬間を楽しんでください。 マルケサス諸島のバケーションには、白い砂浜で過ごしたり、ターコイズのラグーンを楽しんだりするだけでない、それ以上のものがあります。たとえば、馬に乗って高原や渓谷を訪れるガイドツアーに参加できます。丸1日のツアーならピクニックランチも楽しめます。特にヌクヒバ島やウアフカ島では、まったくの初心者を含め、あらゆるレベルの乗馬に適したトレイルがあります。そして景色はいつも変わらず絶景です。もちろん、乗馬以外でも探検を楽しむことができます。マルケサス諸島には無数のハイキングコースがあります。コースを辿った先には、息をのむような美しいビューポイントや、この神話の島々で営まれていた原住民の生活を感じることができる遺跡群などがあります。 速足の乗馬で行くマルケサス諸島 マルケサス諸島は、乗馬が好きな人や、初めて乗馬をやってみたい人にとって最高の訪問先です。「人間の大地」として知られるマルケサス諸島は、「馬の大地」とも呼ぶことができます。なぜなら、とりわけ手つかずの本物のタヒチが残るウアフカ島では、どこへ行っても馬たちを目にするからです。乗馬によるビバーク(露営)キャンプツアーをすることも可能です。野生馬が高原や渓谷に群れで生息しており、時にはマルケサスの「カウボーイ」が投げ縄で馬を捕まえる光景を見ることもあります。 Rider and horse on the black sand beach of Hiva Oa © Tahiti Tourisme Rider and horse in Hiva Oa © Tahiti Tourisme Nuku Hiva wild horse herd © Grégoire Le Bacon 調教された馬には何の心配もなく安全に乗ることができます。マルケサスの乗馬には鞍は使われず、布袋だけです。高原の尾根や、乾いた手つかずの渓谷を速足で進んでください。時には、ビーチ沿いでギャロップのスリルを楽しむこともできます。野生馬と一緒に走ることさえあります。ウアフカ島は特に人の手が加えられていない島で、島民たちは今も先祖伝来の伝統と調和して暮らしています。 マルケサス諸島には見るべきところがたくさんあります 神話や物語で知られるマルケサス諸島ですが、そこに広がる絶景はタヒチの他の島々とは大きく異なります。マルケサス諸島では、ヌクヒバ島のタイオヘ湾からヒバオア島のタフアタビーチやウアポウ島のピトン(火山石の柱)まで、驚くべき場所をたくさん発見することでしょう。 The rocky peaks of the Ua Pou mountains © Grégoire Le Bacon マルケサス諸島は生物多様性に富んでいます。マンタやトビエイなど一緒に泳ぐスキューバダイビングや、美しい海洋生物が見られるシュノーケリングができます。クジラの交尾期にあたる7月から11月には、ホエールウォッチングも可能です。機会があればファツヒバ島に行って、フランス領ポリネシアで最も美しいスポットの1つ、バージン湾を訪れてみてください。
パペーテのグラフィティアートめぐり
パペーテ街路の野外ギャラリーカメラをもって、パペーテの別の側面である建物に注目してみよう。街中の多くの壁にグラフィティが描かれています。地元当局に承認され、今では芸術作品です。 2014~2018年に、ポリネシア人実業家サラ・ルーピニア女史は、地元当局の支援を受けて、パペーテでオノウ・ストリートアート・フェスティバルを開催しました。厳選された建物の外壁を装飾するために、世界的に有名なアーティストや地元アーティストがこの国際フェスティバルに集結しました。完成した壁画はたちまち地元住民に称賛され、首都パペーテに現代的な色調を添えました。パペーテの壁画にご案内します。 フェリー埠頭と市場 海に面したフェリー埠頭からスタートしましょう。1階の外壁に驚くべき三次元画が見えます。楽しげなロボットの群像を描いたレオン・キールの作品。見る位置を変えるとロボットも動いているように見えます。とくに子供たちに人気のある芸術作品です。 フェリー埠頭からパペーテ市場に向かいましょう。3人の地元アーティストがこの素晴らしい作品を4色で描きました。アバス、ジョプス、HTJの3人は、タヒチ島では有名なストリートアーティストです。ティキの顔を描いたこの作品は、ティキやサメ、ヴァヒネ(タヒチ語で女性)など、彼らにとって大切なポリネシアのシンボルを含んでいます。 ラムネ大学の赤いパレオのヴァヒネ パペーテの壁画の中で最も有名で最も愛されているのは、間違いなくこの作品です。赤と白のパレオに身を包んだ若いヴァヒネの寝姿を描いたこの作品は、地元アーティストのHTJの助けを借りて、セスというアーティストが描きました。近くから観察するとディテールに驚かされます。このヴァヒネを描いた郵便切手が、ファレラタの郵便局から発行されています。 ブラジル人エドアルド・クブラは、作品中の顔の表現にひし形模様を用いました。ラムネ大学の壁に描かれた2人のヴァヒネには、その刺すような眼差しで催眠術をかけられそうです。驚くほど美しい芸術作品です。 ヴィルスの肖像と青い仮面のヴァヒネ パペーテは、世界最高峰のストリートアーティストであるアレクサンドル・ファルトスとアリアス・ヴィルスの芸術作品を展示することを誇りとしています。ラムネ大学の別の壁に白黒で描かれた若い女性の素晴らしいイメージを表現するために、アーティストはジャックハンマーを使いました。 ドクター・カッショー通りをシャルル=ド=ゴール通り方向に下りて行って右側を見ると、青い仮面をつけた謎めいたヴァヒネが見えます。彼女は両手に、タヒチの島々で見つけた一羽の小鳥を持っています。この作品はアイルランド人アーティストのフィンダックによって描かれたものです。作品中で使われている明るい青は、太平洋の色を映し出しています。 花飾りのヴァヒネとパオファイ アーティストのヴィニーが描いた花飾りをしたヴァヒネは、見ると嬉しい気分になります。シャルル=ド=ゴール通りのはずれにある壁に描かれたこの絵は、盛りだくさんの花々で髪を飾った美しいヴァヒネのイメージです。私たちの大好きな作品の一つです。教会地区の壁には、同じアーティストが描いた別の花飾りのヴァヒネがあります。 バイマ・ショッピングセンターの壁には立派な鳥が描かれています。この鳥を書いたスペイン人アーティストのオクダは、ポール・ゴーギャンに敬意を表して『果物を持つ女』を色鮮やかに脚色しました。 もっと楽しもう おすすめの壁画めぐりはこれで終わりますが、時間の余裕があれば、見るべきものは他にもたくさんあります。事実、さらに30点ほどの芸術作品がパペーテの壁に描かれています。ライアテア島に行く機会があれば、ウツロアでオノウ・ストリートアート・フェスティバルが開催された際にストリート・アーティスト達によって描かれた、秀逸な作品を鑑賞できるでしょう。 ストリートアートは、タヒチの島々に生き続ける芸術文化の表現の一つです。それは私たちの伝統であり、マナの一部なのです。
タヒチの半島を探検しよう
この半島は、サーフィンが好きな人はもちろん、自然を愛する人やタヒチならではの体験をしたい人にもぴったりの場所です。タヒチアンにはタヒチ・イチと呼ばれており、火山活動によって形成されました。山が多く手つかずの大自然が広がっています。フランス領ポリネシアを訪れたら、タヒチ島のユニークで特別な半島を探検してみましょう。 タヒチ島は、タラバオと呼ばれる地峡によって繋がる二つの島からなります。大きな島はタヒチ・ヌイ、小さな島がタヒチ・イチです。ガイドブックでは、タヒチ・イチはフェヌア・へレ・ヒア・テ・アツア(神々に愛された地)、またはフェヌアアイへレ(茂みの地)と紹介されることもあり、特に、パペーテの喧騒を離れた静かな場所として知られています。半島には手つかずの大自然が広がり、すばらしいダイビングスポットもあります。ホエールウォッチングやサーフィンを楽しむこともできます。 サーフィン、ビーチ、壮大な景色 タヒチ・イチ半島には、伝説の波で世界的に知られるチョーポーがあります。まずはプーヌイとバイラオに立ち寄り、タヒチ・イチの野性的で神秘的な雰囲気を味わいましょう。その後はPK0(半島で使用される距離を測るための始点)へ。ボートに乗って、間近に迫る「ジョーズ(超巨大な波)」を堪能します。世界で最もヘビーなグーフィーブレイクが炸裂する、サーファーでも上級者の中の上級者にのみ適したポイントで、毎年国際的なサーフィン大会が開催されています。 タヒチ・イチ半島の魅力はチョーポーだけではありません。タラバオ高原では、思わず写真を撮りたくなるフォトジェニックな景色に出会えます。青々とした草原に牛が群がり、まるでノルマンディーのような雰囲気が漂います。続いて向かうタウティラの黒砂ビーチも圧巻です。その後は西海岸の白砂ビーチへ行くのもいいでしょう。 ダイビング、洞窟、自然を体験できるアクティビティ タヒチ・イチ半島のもう一つの魅力は海の中にあります。ダイビング好きにはたまらない水中洞窟、沈没船、複数のパスやドロップオフなどがあり、海の生き物たちの多様性に驚くでしょう。ダイビングスキルを向上させるには最適な場所です。 タヒチ・イチはウォーターアクティビティを楽しむには絶好の場所。パドルボード、カヤック、水上バイク、セーリング、ウインドサーフィンなど、どんなスポーツをやるにしても最高の条件がそろっています。7月から9月にかけては、交尾と出産のためにタヒチ・イチ周辺の温暖な海水を求めて、南極からザトウクジラがやってきます。波間で跳ねたり潜ったりするイルカの群れは、一年を通していつでも見ることができます。 ハイキングとオプショナルツアー 半島には散策ハイキングコースがいくつもあります。黒い崖の麓を歩いてテ・パリを目指すコースに挑戦しましょう。ハイキングでは必ず地元ガイドを付けることをおすすめします。安全を確保できるだけではなく、この神秘的な場所にまつわる物語や伝説を交えながら散策を盛り上げてくれます。タヒチ・イチは、ポリネシアの人々と祖先をつなぐ聖なる力「マナ」の地でもあるため、鳥肌が立ち、背筋がゾクゾクとするような力を感じることができるでしょう。 The wild fenua 'aihere ©Ra'i Mao タヒチ・イチを訪れたあとは、ほかの島にも足を運んでみましょう。ボラボラ島と並んで有名なモーレア島は、タヒチ島のすぐ近くに位置しています。雄大な山々、深い入り江、圧巻のラグーンなど、美しい景色を楽しめることは間違いありません。 遠足を選ぶ もっとアクティビティ
タヒチ島を訪れる理由
透明に澄み切ったターコイズのラグーン、柔らかな白砂、1年中心地よい気温、美しい景色。タヒチの島々が夢の旅先とされる理由がこれらのすべてにあります。時間をとって、ゆっくりとタヒチ島を訪れてみましょう。このタヒチの中で最大の島は、冒険にふさわしい素敵な驚きに満ちあふれています。 フランス領ポリネシアには合計で118の島がありますが、タヒチ島はその中心的な島として知られる、魅力あふれる素晴らしい旅先です。ボラボラ島やモーレア島など他の多くの島はその美しい景色と極上のビーチで有名ですが、タヒチ島はそれに勝るとも劣りません。ビーナス岬、タハルウ、タウティラの黒砂のビーチは実に素晴らしく、明るく青い太平洋と壮大なタヒチ山に挟まれた様子はまさに絶景です。フランス領ポリネシアで最も高い山はタヒチ島のオロヘナ山で、標高2241mです。またタヒチ島には、訪問者が楽しめるサプライズが豊富な首都パペーテもあります。 タヒチ島:山と海、そしてパペーテ タヒチ島にはあちこちに山があり、その山間には緑の生い茂る谷や雄大な滝が流れ落ちる姿が見られます。島の北側の湾岸部は非常に開発が進んでいますが、タヒチ・イチ半島を訪れると、まるで別世界に来たような気持ちになれます。草を食む牛の群れのいる広大な平原やほとんど手付かずの海岸線が見られます。ここはチョーポーの波も有名で、2024年オリンピックのサーフィン競技の会場になる予定です。 Boat trip to Tahiti © Ra'i Mao Le mythique spot de surf de Teahupoo qui accueillera les JO 2024 ©Grégoire Le Bacon Tour de Tahiti en hélicoptère ©Grégoire Le Bacon & Tahiti Nui Helicopters また、パペーテも活気ある文化の中心地です。素晴らしい市庁舎、フランス領ポリネシア議事堂、ノートルダム大聖堂を見学しましょう。街の壁に描かれたさまざまなストリートアートの傑作を見ることもできます。この中には世界的に有名なストリートアーティストの作品もあります。賑やかな巨大屋内市場もあり、新鮮な魚、果物、野菜はもちろん、あらゆる種類のお土産を買うことができます。夕方はパオファイ公園の近くを散策してみましょう。地元の人々が海の目の前で夕食を楽しむ素敵な場所です。 タヒチ島で楽しめるアクティビティ パラグライダーとキャニオニングの2つのスポーツはタヒチ島でしか体験できません。ラグーンや沖では、あらゆる種類のウォータースポートを楽しめます。また、島内の谷や山を進む素晴らしいハイキングコースもあります。 Balade sur le front de mer de Papeete ©Grégoire Le Bacon 島内一周ツアーに参加して、パペノオ渓谷からバイヒリア湖への道中を散策したり、四輪駆動車でサファリに向かい、島の内陸部の素晴らしい景色や観光地を訪れたりしましょう。Musée de Tahiti…
テティアロア島のバードアイランドへ行こう
多くの宝に恵まれているフランス領ポリネシア。オプショナルツアーは、滞在中にその宝である小さな楽園を訪れるチャンスです。なかでも最も貴重な宝の一つが、マーロン・ブランドが所有したプライベートアイランド、テティアロア島の環礁です。まさにタヒチの島々の中の宝石といえるでしょう。 いかりを上げ、目指すはテティアロア島。タヒチ島からわずか50kmに位置するこの島には、鳥類の保護区域である小島のモトゥ・タフナがあります。褐色のカツオドリ、純白のアジサシ、真っ赤な尾のネッタイチョウが、ほかの鳥たちに混じってこの南国の楽園に彩りを添えています。 陸地が見えた! パペーテの波止場からカタマラン(双胴船)に乗り、朝早くに出発します。外洋へと繋がるパス(水路)を抜けたら朝食が出され、いよいよ冒険の始まりです。テティアロア島までは2時間30分のセーリングの旅。道中には大西洋の絶景が広がり、イルカたちや魚の群れに出会えるかもしれません。時期が合えば、クジラを見ることもできます。 Birdwatching in Tetiaroa © Lei Tao Birds in Tetiaroa © Tahiti Tourisme Birds in the sky © Tahiti Tourisme テティアロア島には外洋からラグーンに入るためのパスはありません。そのため、カタマラン・ディンギーに乗り込み、波に乗ってサンゴ礁を渡ります。無事にモトゥ(小島)に着いたら、波際に寄ったまま鳥たちからは距離をおいてください。モトゥを歩いて横断することは禁止されています。いずれにしろ、暑い中、浅瀬に足をつけて柔らかな砂を感じながら歩くのはとても気持ちのいいものです。テティアロア島で心ゆくまで写真を撮ったあとは、遊泳とシュノーケリングを楽しみましょう。海に棲む生き物たちも、空の鳥たちと同様、貴重で多様性にあふれています。 寄付する 環境保護、ポリネシア文化の祭典、地域社会の福祉向上にご協力ください。HINA基金のプロジェクトの一つを支援することで、あなたの寄付は連帯と持続可能性の意義あるジェスチャーとなります。 寄付する 確認されているのは15種 テティアロア島には陸鳥と海鳥の両方が生息していて、その中には渡り鳥もいます。手つかずの自然が守られているこのテティアロア島では、滞在中に15種の鳥を観賞することができます。時折、鳥たちが群れになって色鮮やかに空を舞う瞬間があるため、カメラをすぐそばに置いておくことをお忘れなく。世界中のどこを探しても、この小さな楽園よりも美しい場所を見つけることは難しいでしょう。ラグーンで泳いだり、シュノーケリングをしたり、ランチで魚の串焼き料理を楽しんだりと、この環礁を鳥たちと一日中分かち合えることに、きっと大きな喜びを感じるはず。 Discover the bird island of Tetiaroa © Tahiti Fly Shoot タヒチの島々はそれぞれに特徴があり、島の歴史や旅行者が興味を持つポイントも異なります。有名なタヒチ島やボラボラ島、モーレア島、ランギロア島だけが楽園ではありません。テティアロア島はマーロン・ブランドが1966年に購入したプライベートアイランドで、現在は高級ホテル「ザ・ブランド」がオープンしています。テティアロア島へはボートでしか行くことができず、事前予約が必要です。生涯忘れられない一日を過ごしてみませんか。
モーレア島のサンゴの「養子縁組」プログラム
サンゴの「養子縁組」プログラムに参加することで、世界中で大きな危機に瀕しているサンゴ礁を救うことができます。コーラル・ガーデナーズ協会(Coral Gardeners Association)では、サンゴを生育し、モーレア島のサンゴ礁に植え付ける活動を2017年から行っています。島への訪問を、海洋や海の生き物たちの保全に貢献するための機会にしませんか。 海洋生物の保護を専門とする科学者たちによると、サンゴ礁は2050年までに絶滅する可能性があるそうです。このショッキングな事実は、モーレア島のひとりの若者が行動を起こすきっかけとなりました。サンゴが白化現象により死滅していっていることをインターネットで知ったティトゥアンは、この状況を何とかしたいという想いからコーラル・ガーデナーズという団体を立ち上げました。 ティトゥアンの活動計画はシンプルで効果的。健康なサンゴの一部を苗として採取し、それを水中養殖場で育てたあと、サンゴ礁への植え付けを行います。運営資金を調達するため、コーラル・ガーデナーズは「養子縁組」プログラムを開始しました。このプログラムでは、海水温の上昇による白化に強いスーパーサンゴという種を「養子縁組」できます。養子にしたサンゴの成長過程についての定期的な最新情報や、植え付けられた場所を正確に示した地図を受け取ることができます。 タヒチの島々で過ごすバケーションが、地球の未来に貢献します。 サンゴ礁を守るコーラル・ガーデナーズのプロジェクト コーラル・ガーデナーズは2017年から約31,000本ものサンゴ苗の植え付けを行ってきました。モーレア島で発足したこの団体では、サンゴ礁の保全と、環境保護の必要性について人々の意識を高めるための活動を続けています。子どもや大人を対象にしたワークショップを学校や企業で開催し、海の多様性を保全することがいかに大切かを人々に伝えています。目標は、世界規模で取り組むムーブメントへと発展させること。コーラル・ガーデナーズの尽力により、現在タヒチの島々の住民にとって、サンゴ礁の再生は最重要課題と認識されています。 海の生き物たちを守るため、私たちが滞在中にできることは何でしょうか。まず、紫外線対策には日焼け止めクリームではなくライクラ素材を使用したTシャツなどを着用しましょう。日焼け止めクリームを使用する場合も、環境にやさしいものを使いましょう。ボードワックスも同様です。環境にやさしいワックスは簡単に手に入ります。海でセーリングをする場合やモーターボートをチャーターした場合は、許可された運航水域を守りましょう。いかりを下ろすときは、海底にダメージを与えない場所であることを確認してください。海洋生物に遭遇しても干渉しないようにしてください。もちろん、ゴミは正しく処理しましょう。 寄付する 環境保護、ポリネシア文化の祭典、地域社会の福祉向上にご協力ください。HINA基金のプロジェクトの一つを支援することで、あなたの寄付は連帯と持続可能性の意義あるジェスチャーとなります。 寄付する コーラル・ガーデナーズでサンゴの「養子縁組」 コーラル・ガーデナーズを通じて養子にするサンゴは、スーパーサンゴという種です。海水温の上昇による白化に耐性があることが証明されているサンゴから苗を採取しているため、このように呼ばれています。コーラル・ガーデナーズのWebサイトで保護したいサンゴを選べます。コーラル・ガーデナーズのチームがサンゴの一部を採取し、サンゴの養殖場で育てたあと、サンゴ礁に植え付けます。 コーラル・ガーデナーズでは、高い水温に強いことが証明されている以下のサンゴ種の保全を推進しています。Pocillopora Verrucosa(イボハダハナヤサイサンゴ)、Montipora Grisea(グリセアコモンサンゴ)、Acropora Retusa、Acropora Muricata(スギノキミドリイシ)、Acropora Globiceps。選んだサンゴに名前を付けることもできます。サンゴが植え付けられた場所を正確に示した地図や、成長過程や健康状態についての定期的な最新情報を受け取ることができます。
モーレア島のパイナップル道路
ソシエテ諸島にあるモーレア島は、パイナップルの栽培で有名です。四輪駆動車に乗ってパイナップル道路を訪れ、パイナップル農園をのぞくと、壮大な景色が広がります。パイナップル道路はオプノフのベルヴェデーレ展望台へと続き、展望台ではモーレア島の本当にすばらしい景色を一望できます。 島の中心部へ行く巡回ルートは、オプノフ湾からとクック湾からの2つのルートがあります。パイナップル道路は、小さな民家、大学、絶景スポットも通りますが、その名前から分かるように、ほとんどがパイナップル農園を通る道になります。店や道端など、島のあちらこちらでパイナップルの販売を目にすることでしょう。ロツイ・フルーツジュース工場を訪れると、フルーツジュースやジャムの試飲、試食ができます。モーレア島のパイナップルは、甘くてフルーティーなことで知られています。パイナップル道路では、このおいしいパイナップルに関する豆知識を学べます。パイナップルは木になる果物ではありません! モーレア島のパイナップル農園 ガイドと一緒にパイナップル道路を行くと、モーレア島を象徴する果物であるパイナップルの栽培について学ぶことができます。この道路は、いくつかの絶景ポイントを通っており、特にトヘイア山、ロツイ山、穴の開いたモウアプタ山を見張らせるパノラマビューは壮観です。また、ガイドが同行していれば、モーレア島の伝説や民話を聞かせてもらえるでしょう。 A couple in the middle of a pineapple field © Tahiti Tourisme View of Mount Rotui and Moorea's two bays © Stéphane Mailion Photography Visit the Moorea Ecomuseum ©_Grégoire Le Bacon パイナップル栽培は、とても綿密な作業です。パイナップルは、青い花が咲き、数カ月かけてゆっくりと果実へと変わっていきます。パイナップルは一度収穫すると、そこで熟れるのが止まってしまうため、実が完全に熟すまで待ってから収穫します。植えてから収穫するまで、約1年かかります。パイナップルは太陽の光を浴びるほど甘くなるため、モーレア島のパイナップルはとてもおいしいのです。 タヒチのおいしいパイナップルを試食しよう パイナップルは、タヒチの島々で非常に重宝されています。店や道端のスタンドなど至る所でパイナップルを購入できます。新鮮な生のパイナップル、プレスしたジュースやおいしくて甘いジャムも楽しめます。また、ポリネシア人はパイナップルに薬効があるとして、保水力の低下や消化の改善を補うために食しています。 Quad bike tour of pineapple fields ©_Tahiti Fly Shoot パイナップル農園を通っていると、もぎ取りたい衝動にかられますが我慢してくださいね。まず、泥棒になってしまいます。それに間違いなく、ほとんどのパイナップルがまだ熟れていません。熟れていれば、農場の人が収穫しているはずですから。とにかく、島内のどこでもパイナップルは売られていますし、価格も全然高くないので、好きなだけパイナップルの果実やジュースを楽しんでみてください。 オプショナルツアーを選んでください
モーレア島のラグーン
半日ツアーや1日ツアー、もしくは1日以上のツアーを利用して、モーレア島の雄大なラグーンを散策しましょう。タヒチの島々をさまざまな角度から楽しむには、ヨットやカタマラン(双胴船)、またはクルーズ旅行で巡るのが一番です。フランス領ポリネシアの知られざる美しいスポットに出会えます。 モーレア島は雄大なラグーンがあることで知られており、ラグーンを回るにはボートツアーが最適。ターコイズと青のグラデーションが織りなすラグーンは水晶のように透き通り、色とりどりのサンゴ礁はマンタや人を襲わないカマストガリザメなどのさまざまな海洋生物であふれています。ボートツアー以外にもパドルボードでのガイド付きツアーがあり、パペトアイでは、水中に潜って水底に沈むティキ像を見ることができます。熱帯魚を観察するには、グラスボトムカヤックをレンタルするか、シュノーケリングがおすすめです。壮大なオプノフ湾やタアヒアマヌにあるパブリックビーチまで、ドライブやサイクリングで行ってみるのもいいでしょう。カタマランでのサンセットクルーズで、モーレア島のラグーンにある湾を渡りながら一日を締めくくることほどロマンチックなことはありません。 モトゥへの日帰りツアーを楽しもう モーレア島のラグーンにあるモトゥを訪ねる日帰りツアーをご予約できます。料金には、パペーテからの移動、ラグーンツアー、マンタや人を襲わないカマストガリザメと一緒に泳げるポイントでの停泊、のどかなモトゥの海辺でのピクニックが含まれます。電話またはオンラインでご予約可能です。モトゥへの日帰りツアーは観光客だけでなく地元住民にも非常に人気のアクティビティとなっているため、確実に参加できるよう早めの予約をおすすめします。 Discover the Moorea seabed© Myles McGuinness Diving in turquoise water © Mark Fitz Exploring the lagoon © Myles McGuinness モーレア島のラグーンにある宝を見つける一番の方法は、地元ガイドとともにカヤックツアーに出かけることです。美しいサンゴや無数の熱帯魚を観察しながら、この楽園の島に伝わる神話や伝説について知ることができ、無理のないペースで漕ぎ進みます(バケーションですから!)。カヤックから見る島の景色は圧巻です。一日の終わりには海岸沿いの集落を訪れ、穏やかで温もりのあるポリネシアの夜をお楽しみください。 モーレア島の荘厳なビーチへ行こう モーレア島にはすばらしいビーチが数多くあります。海岸沿いの道路を回るか、海からアクセスするかのどちらかで行ってみましょう。ビーチにあるホテルに泊まれば、島で有名なきらめく朝日と夕日の眺めを絶好のロケーションで楽しむことができます。 Discover a beach paradise _©_Grégoire Le Bacon モーレア島でも有数のビーチである、テマエ・ビーチ。島の北東に位置し、シュノーケリングを楽しむのにぴったりです。ほかにも、北西にあるフランジパニ・ビーチ(Plage des Tipaniers)では、カヤックをレンタルして、マンタや人を襲わないカマストガリザメを観察することができます。また、この2つのビーチの間に位置するのが、穏やかで心地よい楽園のようなタアヒアマヌ・ビーチです。
オススメの美術館&博物館トップ5
タヒチの島々にあるのは、美しいビーチや温かいターコイズの海だけではありません。島に根付く独自に栄えた古代からの文化もあります。フランス領ポリネシアの歴史と発展をより深く理解するために、ぜひ訪れておきたい美術館、博物館のベスト5をご紹介しましょう。
ファカラバ島の生物圏保護区を訪れよう
ファカラバ島のユネスコ生物圏保護区は、まさにツアモツ諸島の宝石です。サンゴ礁の保存状態は世界でもトップクラスで、ダイバーや自然愛好家にとってパラダイス。 生物圏保護区はファカラバ島を越え、近隣の小さな島々にまで広がっています。この保護海域にはエイやサメ、その他にも1000種類以上の魚が生息しており、広大な海洋保護区となっています。また、ファカラバ島の陸と海で見られる希少種には、タイマイ、チョウショウバト、ヤシガニなどがいます。 フランス領ポリネシアの秘宝、ファカラバ島 ファカラバ島が生物圏保護区に指定されたことは、地元当局とフランス政府の持続可能なツーリズムや環境保護への取り組みに対する敬意の表れだといえるでしょう。保護区指定は、ユネスコの人間と生物圏(MAB)計画の一環として行われました。このプログラムでは、生物多様性の保全、経済的な発展、地域住民の利益と福祉を考慮し、持続可能な方法を模索することを目指しています。 Coral massifs © Grégory Lecoeur Paddleboarding in the lagoon c Tahiti Tourisme The birds of Fakarava © Tahiti Tourisme ファカラバ環礁は、カウエヒ島とニアウ島とともに独自の生態系を育んでおり、まさに海洋動植物の宝庫です。ポリネシアの人々にとって、自然環境は非常に大切な存在であり、植物や水、動物、そして地球を尊重することは、伝統的な文化の一部となっています。この生物圏保護区の例は注目を浴び、熱帯島しょ地域の保護モデルとなりました。ファカラバ島は、デリケートな生態系を守りつつ、訪れる人々が自然の驚異を楽しめる場となっているのです。 寄付する 環境保護、ポリネシア文化の祭典、地域社会の福祉向上にご協力ください。HINA基金のプロジェクトの一つを支援することで、あなたの寄付は連帯と持続可能性の意義あるジェスチャーとなります。 寄付する ファカラバ島の美しい自然を探検する ファカラバ島の生物圏保護区では、さまざまなアクティビティを体験できますが、息をのむほどに多様な海洋生物を観察できることから、スキューバダイビングの人気が非常に高くなっています。100万種類以上の魚、雄大なウミガメ、数種類のサメと一緒に泳いでみてはいかがでしょうか。 A swim in the Fakarava lagoon ©_Grégoire Le Bacon 島そのものの美しさを楽しんだり、素晴らしいラグーンで泳いだり、さまざまなウォータースポーツを楽しんだりと、ダイビング以外の楽しみ方もたくさんあります。7月から11月の繁殖期にはホエールウォッチングに参加するのもおすすめ。もちろん、柔らかな白砂のビーチと透き通ったターコイズ色のラグーンで、何もせずにのんびりと過ごすのも最高の楽しみ方です!
タヒチの島々でクジラと泳ぐ
https://youtu.be/h49QR8u0Od4?si=qogLg6mVHbutNBJh クジラと一緒に泳げる場所は世界にほんのわずかしかありませんが、タヒチの島々はその一つとなっています。この雄大な生物と一緒に泳ぐ機会に恵まれた人たちは、その体験はまるで魔法のようで、ほとんど非現実的な、純粋な喜びの瞬間だったと口にします。 タヒチの島々でクジラと泳ぐ経験は、忘れがたいものとなるでしょう。生まれたばかりの子クジラは、近くにいると迫力がありますが、体重はわずか1トンほどしかありません。体重40トンを超え、体長が50フィートもある雌の成獣のクジラのすぐ隣で泳ぐスリルを想像してみてください。毎年7月から11月にかけて、ザトウクジラの群れがタヒチの島々の暖かい海にやってきて、出産し、安全な場所で子育てを行ないます。フランス領ポリネシアは、国際連合の排他的経済水域であると同時に野生生物保護区でもあり、捕鯨は法律で禁止されています。この地域では、トロール漁を違法にする取り組みを行っており、WWFから賞賛されています。 フランス領ポリネシアでクジラと泳ぐ 時期が良ければ、フランス領ポリネシアでザトウクジラを観察したり、一緒に泳いだりするツアーを予約できます。また、バンドウイルカやハシナガイルカ、ヒレナガゴンドウ(実はイルカ)など、さまざまな種類のイルカと一緒に泳げるツアーも用意されています。ホエールウォッチングは、フランス領ポリネシアでは厳しく規制されているアクティビティで、認定を受けた専門家のみがツアーの企画を許可されています。クジラとの安全距離を確保することが義務付けられているため、クジラがあなたの方へ泳いでくるのを待つことになります。この友好的な巨獣たちと一緒の空間で泳ぐことは感動的な体験であり、忘れることのできない瞬間として心に刻まれるでしょう。 Whale watching © Grégory Lecoeur Watch a whale in Polynesian waters© Grégory Lecoeur Diving with a whale shark © Bernard Beaussier クジラとの遊泳は、モーレア島、タヒチ島、ボラボラ島で人気のアクティビティですが、タヒチの島々に生息する他の生物を観察するツアーも人気があります。年間を通していつでも楽しめる人気の海のアクティビティといえば、シュノーケリング。マスクとシュノーケルをつけて、ラグーンの海中に生息する豊かで多様な生物を観察していると、無害なカマストガリザメ、マダラトビエイ、アカエイ、そしてウミガメや雄大なマンタとも出会えることでしょう。ホエールウォッチングで有名なオーストラル諸島では、ルルツ島の海岸からもクジラを観察することができます。島民が、最も近くで見られるスポットを教えてくれるでしょう。 クジラと泳げる場所 フランス領ポリネシアでクジラと一緒に泳ぐには、公認ガイド付きの団体ツアーへ参加するしかありません。タヒチ島とモーレア島では、このようなツアーがたくさん開催されています。クジラの潮吹きは空高く上がるので、かなり遠くからでも見つけることができます。 View of a whale and its calf © Grégory Lecoeur クジラを見つけたら、驚かせないようにゆっくりとボートで近づいていきます。全員がマスク、シュノーケル、フリッパーを装着し、ガイドの合図で水中に入って静かに泳ぎ、クジラが近づいてくるのを待ちます。数キロ先の水中から響き渡る美しい歌声を聞けることは、クジラと一緒に泳ぐ際にできる経験の中でも、最も素晴らしいものの一つだといえるでしょう。どうか、絶滅の危機に瀕しているこの美しい生物を大切してください。フランス領ポリネシアの古くからの文化では、クジラを海の守護者とみなし、貴重な訪問者として大切にしてきました。 ホエールウォッチングのルール フランス領ポリネシアでは、ザトウクジラのウォッチングと出航には厳しいルールが適用される。 Observation rules これらの規則は、すべての鯨類の観察と接近に適用されます。保護されている海洋生物を撮影・撮影し、その画像を商業目的やマーケティング目的で使用する場合は、まずフランス国立ポリネシア環境局に撮影申請書を提出する必要があります。
ダイビングに最適な島々
タヒチの島々には、ラグーン、リーフ、パスなど、さまざまなダイビング・スポットがあります。あなたが経験豊富なダイバーであっても、まったくの初心者であっても、数えきれないほどの熱帯魚や色とりどりのサンゴ、そして暖かい透明の海に生息する多種多様な海洋生物に圧倒されることでしょう。
タヒチの島々でイルカと泳ごう
タヒチの島々でイルカと泳ぐ経験は、忘れがたいものとなるでしょう。さまざまな島でこのすばらしい生き物と一緒に泳いだり、ダイビングしたりできます。また、繁殖期にはクジラの観察もでき、エイやいろんな種類のサメも見ることができます。ガイドラインに従い、これらの貴重な野生動物に対して敬意をもって接しましょう。 フランス領ポリネシアではイルカは保護の対象となっており、このことは、イルカが人間からの危害に怯えることなく安心して暮らせることを意味します。私たち人間と同じように、イルカも肺で呼吸をして、集団の中でつながりを保つためにコミュニケーションを取り合っています。遊ぶことが大好きで、好奇心旺盛な生き物です。シュノーケリングやスキューバダイビングでイルカを観察するときは、音を立てたり、食べ物を与えたり、身振り手振りで近くに誘い出そうとしないでください。大抵は向こうから近寄ってきてくれます。なるべく平静を装ってはしゃいだりせず、イルカたちが周囲を泳ぎまわるのを眺めて楽しみましょう。 イルカは、ポリネシアの文化や芸術、民間伝承において深く崇拝され、タトゥーで描かれたり、知恵を象徴することが多いです。タヒチの島々の暮らしにおいて、人間とイルカの特別な関係はかけがえのないものであり、旅行者にも大きな魅力となっています。ツアモツ諸島とソシエテ諸島には、世界中の海に生息するイルカ全種のほぼ3分の1が集まっています。 イルカと泳げる最高の島 イルカと出会えるダイビングツアーやボートツアーはたくさんあり、自然のままの生息地で自由に暮らす、悠々とした美しいイルカを眺めることができます。フランス領ポリネシアでは、2002年に海洋生物を保護するための厳格な規制が導入されました。クジラに関してだけではなく、イルカやその他の海洋生物についても、観察するときの行為や距離に制限を課しています。これらの規制についてはツアーガイドが把握しています。イルカは一年中タヒチの島々周辺の海に生息していますが、イルカとの遭遇率は島によって違います。タヒチの島々でよく見られる種は、ハシナガイルカ、シワハイルカ、ゴンドウクジラ(実はイルカの一種)です。 Tiputa pass, Rangiroa ©_Michael Runkel Dolphins observation © Grégory Lecoeur Dolphin watching at Rangiroa © Hélène Havard タヒチの島々でイルカを観察するのに一番良い場所は、ツアモツ諸島のランギロア島です。世界で2番目に大きなサンゴの環礁で、巨大なラグーンには数えきれないほどの海洋生物が暮らしています。ティプタ・パスは、イルカと一緒にダイビングができるベストスポットの一つ。パスの中に潜ると、姿はまだ見えないけれど、イルカたちのギーギーとはしゃぐ鳴き声が聞こえてきます。すると突然、イルカたちが目の前に! しかし、触ろうとしてはいけません。あなたを見ながら周囲を泳ぎまわる姿を眺めて楽しみましょう。イルカとの神秘的な共有体験を味わえます。ランギロア島にはこうした体験ができるダイビングセンターがあるだけでなく、まったく水に潜ることなくイルカを見ることもできます。毎日ティプタ・パスにやって来て、泳いだり遊んだりしているイルカたちの楽しそうな姿を海岸から眺めることができます。 ドルフィンスイムツアー タヒチの島々でイルカと泳いだりダイビングしたりするときは、責任と配慮をもって行動しましょう。イルカに向かって泳いだり、追いかけたりしないでください。大抵の場合、そのうち向こうから近寄ってきてくれます。この愛くるしい生き物は、水族館のイルカショーで見る調教されたイルカとは異なることを心に留めておきましょう。平和と調和の中で危害を受けることなく暮らせていますが、野生の動物なのです。 Diving with a dolphin© Bernard Beaussier もちろん、水中カメラを持っている場合は好きなだけ写真を撮ってかまいません。 イルカと一緒に泳ぐときや、それ以外でもラグーンに入るときは、環境にやさしい日焼け止めクリームを使用してください。オキシベンゾンやオクチノキサートが含まれる日焼け止めは、サンゴ礁に有害な影響を与えるため使用してはいけません。
海の動物たちと泳ぐ
タヒチの島々が人気の旅行先に選ばれる理由として、海洋動物相が豊かで観察しやすいということがあります。 フランス領ポリネシアは島の楽園です。正確には、島々の楽園といえるでしょう。タヒチ島、モーレア島、ボラボラ島、ランギロア島は、自然や冒険を愛する人たちを世界中から惹きつける118の島々の、ほんの一部にすぎません。タヒチの島々で非常に人気のあるアクティビティがスキューバダイビングです。温かく透明な海に飛び込み、ラグーンやパスに生息する驚くほど多様な海洋生物を鑑賞しましょう。 巨大な水族館 タヒチの島々のラグーンにカヤックで訪れると、熱帯魚、ウミガメ、いたずら好きなイルカ、雄大なファファピティ(マンタ)などの驚くような生物を目にすることができます。パスでのダイビングでは、カマストガリザメ、ネムリブカ、レモンシャーク、メジロザメ、シュモクザメなど、あらゆる種類のサメに出会えます。フランス領ポリネシアは2002年からクジラの保護区に指定されており、その海はまるで500平方キロメートルの巨大な水族館のよう。 Turtle© Grégory Lecoeur Une raie manta © Grégory Lecoeur Diving with stingrays © Emmanuel Bouvet ファカラバ島で特に訪れるべきなのが、ユネスコ生物圏保護区にある2つの素晴らしいダイビング・スポットです。サウスパスでは、その名にふさわしい「シャークウォール」と呼ばれる場所があり、ノースパスはとても広く、潮の流れに乗ってドリフトダイビングをするのに理想的です。ラグーンに滑り込めば、マグロ、バラクーダ、そして数えきれないほどの熱帯魚が、あなたを楽しませてくれるでしょう。 さまざまなサイズの海洋生物に出会う ボートでターコイズブルーのラグーンを横切って、ダイビングスポットまで行き海に潜ると、突然別の世界に迷い込んだかのような感覚になります。そこを泳いでいるのは、クマノミ、チョウチョウウオ、コンゴウフグなどの色とりどりの熱帯魚。遠くには、サメや雄大なマンタのシルエットが見え、まるで水中で夢を見ているかのように思うでしょう。 Swimming in a school of fish © Tahiti Tourisme フランス領ポリネシアの海中世界で輝くスターは、熱帯魚、サメ、マンタ、イルカだけではありません。7月から11月にかけては、ザトウクジラがあなたと一緒に泳いでくれます。ザトウクジラは、タヒチの島々の暖かい海にやってきて出産し、子育てをします。野生のザトウクジラを観察できるのは貴重な経験で、場所はオーストラル諸島のルルツ島がおすすめ。巨大な身体を持ちながらも、かつてこの壮大な生物は絶滅の危機に瀕していました。クジラ保護のため、クジラと一緒に泳ぐことができるのは、ガイド同伴の公認ツアーに限られるので注意が必要です。
豊かなサンゴの世界を探索する
タヒチの島々には、驚くほど多様な海洋生物が生息しています。滞在中、ツアーに参加して、美しいサンゴ礁や海底に広がる壮大な景色を探検してみてはいかがでしょうか。マスクとシュノーケルをつけて海中を覗いたり、ダイビングをしたりして、フランス領ポリネシアの海で一生の思い出に残る体験をしましょう。 世界最大の深海サンゴ礁がタヒチの海にあるのをご存知でしょうか。数年前、科学者たちが水面下約40メートルの深さに「ローズガーデン」と呼ばれる場所を発見しました。このサンゴ礁は、深い場所に生息しているため、地球温暖化の悪影響を受けにくいのではないかと考えられています。悲しいことに、ボラボラ島のサンゴ礁のように、保護が必要なものが多いのが現状です。海水温が上昇すると、サンゴは白くなって死んでしまいます。フランス領ポリネシアでは、さまざまな団体や協会がサンゴ礁の保護活動を行なっていますので、ダイビングやシュノーケリングをする際には、足元に気をつけるようにしてください。 色とりどりのサンゴ礁 タヒチの島々の壮大なサンゴ礁には、多種多様な熱帯魚やウミガメ、エイ、サメなどのさまざまな海洋生物が生息しており、水中スクーターやスキューバーダイビングの他、シンプルにマスクとシュノーケルをつけて覗くだけでも海中の観察を楽しむことができます。色とりどりのサンゴや熱帯魚は、運が良ければ船のデッキからも見えることも。忘れられない体験をしたいなら、タハア島やフアヒネ島のコーラル・ガーデン、ボラボラ島やランギロア島のアクアティック・トレイルでシュノーケリングをしてみてはいかがでしょうか。サンゴで切り傷を負ったら、新鮮なライムの果汁を塗って消毒すると良いでしょう。 Coral massifs © Grégory Lecoeur Snorkelling session © Grégoire Le Bacon _ LionAiles Coral rearing © Myles McGuinness シュノーケリングやダイビングをする前には、環境に優しい日焼け止めクリームをたっぷり塗っておくことをお忘れなく。サンゴは気候変動で危機に瀕しているため、泳いでいるときにフィンで蹴ってダメージを増やさないよう注意する必要があります。モーレア島のコーラル・ガーデナーズのような団体を通じて、サンゴを養子にすることができ、サンゴ礁の保護に貢献することが可能です。健康で抵抗力のあるサンゴを採取し、苗床で育てた後、サンゴ礁への植え付けを行ないます。このプログラムに参加すると、そのサンゴがどこに植え付けられたか、どのように成長したかを知らせてもらえます。 サンゴの観察におすすめの場所 タヒチの島々には、サンゴや海洋生物の観察ツアーを提供するダイビングセンターが多数あります。フランス領ポリネシアの透き通るターコイズ色の海の下には、まったくの新しい世界が待っています。 Diving and discovering the rich underwater world c Tahiti Tourisme タハア島はライアテア島と壮大なラグーンを共有しています。本当に素晴らしい体験をしたいなら、ラグーンにある2つのモトゥ(小島)の間のコーラル・ガーデンでシュノーケリングをしてみてはいかがでしょうか。ラグーンでのガイド付きボートツアーに参加すれば、モーレア島のさまざまなサンゴの種類を学ぶことができます。オーストラル諸島では、ライババエ島のバリアリーフを探検するのがおすすめです。この場所は、色とりどりのサンゴが多数生息する、特別なダイビング・スポットとして知られています。世界有数のダイビング・スポットであるランギロア島で、さまざまな形状や色のサンゴを鑑賞するのもおすすめです。
海の下に広がるポリネシアの歴史に触れてみる
タヒチの島々は、ダイバーたちにとても人気のある場所です。ザトウクジラ、サメ、マンタ、イルカ、ウミガメなど、大型生物をはじめとしたさまざまな種類の海洋生物と遊泳することができるからです。でも実は、タヒチ島やライアテア島の海の中には他にも見るべきものがあるんです。それは沈没船です。ポリネシアの過去へと潜り込んでみませんか。 タヒチの島々へ世界中からダイバーが訪れる一番の理由は、透明な海に豊富な種類の海洋生物が驚くほどたくさんいるからです。モーレア島では、熱帯魚、カマストガリザメ、エイ、ウミガメの中をダイビングでき、さらに毎年、出産と子育てのためにフランス領ポリネシアを訪れるザトウクジラと一緒に泳ぐという貴重な体験もできます。太平洋の真珠として知られるボラボラ島は、マンタやレモンザメの上を泳ぐというユニークなダイビングができることで有名です。ランギロア島は、海で一番の人気者であるイルカに会える島です。そのお隣のティケハウ島には、圧倒的な数の熱帯魚、ウツボ、ナポレオンフィッシュ(メガネモチノウオ)、バラクーダ(オニカマス)、ホワイトチップリーフシャーク(ネムリブカ)が生息しています。ただ、もしダイビングでタヒチの島々の歴史を探りたいと思うなら、海の底に眠る沈没船を見に行ってみませんか。 タヒチ島のファアアに沈む帆船 ヒバオア島のイール(ウナギ)洞窟やマウピティ島のコーラルガーデンなど、タヒチの島々には世界中のダイバーを魅了するダイビングスポットがあります。ダイビングで沈没した乗り物を見学したいなら、タヒチ島西海岸のファアアにそのスポットがあります。海底には、カタリナの水上飛行機、セスナの小型飛行機、古代のスクーナー船(帆船)の3つの乗り物が沈んでいます。スクーナー船は全長25~30mあり、フランス領ポリネシア全土へ物資や商品を運搬するために使われていました。 Diving in Rangiroa© Bernard Beaussier Diving and discovering the rich underwater world c Tahiti Tourisme Diving in Tahiti-©-Mark-Fitz 水上飛行機は1962年、スクーナー船は1976年に、ダイビングスポットにすることを目的として意図的に沈められたものです。ファアアの湾に潜ると、まずカタリナの水上飛行機を目にすることでしょう。戦時中にタヒチ島とボラボラ島間を飛んでいた飛行機で、当時は滑走路が1つしかありませんでした。かつては掃海挺だったスクーナー船は、現在、木製の甲板は波で腐食してなくなっていますが、その外枠はまだ見ることができ、小さな魚たちの棲み処となっています。見学するには、水深6~21mまで潜ります。 ライアテア島のノービー号 他にもタヒチの島々の有名なダイビングスポットとして、沈没船のノービー号があります。ライアテア島のラグーンの岸辺近くの海底に横たわるノービー号はデンマークの3本マストの貨物船で、1845年にニュージーランドのオークランドから母国へ帰る途中、ラグーンに避難した際に沈んでしまいました。 Shark shoals c Tahiti Tourisme 水深8~24mの場所にあり、美しいサンゴとたくさんの熱帯魚の棲み処となっています。もっとスリルを味わいたいなら、ぜひ夜に潜ってみてください。昼とは全く違った雰囲気を楽しめます。海水エビ、黒いサンゴ、クロハギ、ハタタテダイ、オニダルマオコゼ(非常に有毒なので要注意)、カワカマス、ロウニンアジ、エンゼルフィッシュ、ウミギク、海綿動物、ウミウシなどなど、たくさんの海の仲間に出会えます!
タヒチの島々にあるジップライン
高い場所が好きな人やスリルを求めている人は、タヒチ島やモーレア島にあるアスレチックパークへ行くと満足感が得られるでしょう。 タヒチの島々には、森の上空から見下ろせるスリルとアドベンチャーを融合したアクティビティがあります。モーレア島とタヒチ島のアスレチックパークは、ファミリーで1日中楽しめます。しばしビーチから離れて、鳥が木のてっぺんで生活する理由を考えてみましょう。その眺めは最高です! モーレア島の空中を行く モーレア島のティキパークで、しっかりとハーネスを締めたうえで体を上空に持ち上げられる体験ができます。アスレチックパークには、ジップライン、ターザンロープ、滑り台、ロープはしごなど、アドレナリンがあふれ出すアクティビティが待っています。木の上に登ったら、下を見ないようにしましょう。気をつけて!モーレア島のオプホヌ湾や山々を望める絶景は壮観です。 Interior of the island of Moorea © Tahiti Tourisme Mountain peak in Tahiti © Tahiti Tourisme Try accrobranche © Myles McGuinness レインボーパークでもタヒチ島を空から見下ろすことができますよ。レインボーパークは、ピラエにあるベルヴェデーレ展望台までの道中にあり、ビーチ以外で1日を過ごすのに最適なスポットです。ジップラインで吊るされて、ポリネシアのターザンのように木から木へ。プラットフォームで立ち止まれば太平洋の絶景が見渡せます。地上へ戻ったら、動物園を訪れたり、ミニゴルフのラウンドプレーを楽しみましょう。 あらゆる世代が楽しめる1日に タヒチ島とモーレア島のアスレチックパークは、家族みんなの思い出に残る楽しい1日を過ごすことができます。きちんと安全に配慮されたうえで、タヒチの島々の美しい景色を違った角度から眺められるチャンスです。しばしビーチから離れて、より充実したバケーションにしましょう。 Interior of Tahiti © Grégoire Le Bacon LionAiles タヒチの島々にある2つのアスレチックパーク、レインボーパークとティキパークは、家族みんなで楽しめるオススメのスポットです。安全面にしっかり配慮したうえで、年代別に対応したジップラインコースを用意しています。また、サステナビリティや未来の環境のために、森の重要性の理解を深める機会を子どもたちに提供しています。
火渡り
火傷に注意!タヒチの島々で繰り広げられる神秘的で魅惑的なウムティ(火渡り)の世界へようこそ。勇気、伝統、祭りの精神が融合した特別な儀式。ポリネシア文化の象徴である魅惑的な儀式を、ぜひ間近でご覧ください。ただし火傷にご注意を! アイトというモミの木の薪から燃え上がる灼熱の炎で真っ赤に焼けた石。その上を歩くところを想像してみてください。地球から湧き出るエネルギーに導かれて、あなたはタヒチの魂と結びつくのです。一見不可能に見えるこの苦行は、内面的な強さとあらゆる困難に打ち勝つ能力を試すために考えられました。 真っ赤に燃えた石の上を歩くという大胆な挑戦 タヒチの島々で火渡りの儀式が行われるようになったのは、今から何世紀も前のことです。もともとは、勇気と純粋な精神を試すためのものでした。一般の人々が参加する儀式では、事故を避けるため石はあまり強く加熱されません。志願者は、危険なく焼けた石の上を渡ることができますが、その秘訣は、人生と同じように「振り返らないこと」にあります。最初の一歩を踏み出し、目標にたどり着くまで進み続けるべし。 Fire walking © Tahiti Heritage Fire walking © Tahiti Infos Fire walking © Tahitiscape photography 火渡りに挑む者を導くのは、儀式を司るタフア(司祭)。弟子たちがアシスタントとなり、火渡りに挑む者一人ひとりにそれぞれの準備をさせます。火渡りを始める前には、祈祷と伝統的な歌や舞踊によって儀式と場所の神聖化を行ないます。火渡りは神秘的でスピリチュアルな儀式であり、タヒチの島々で先祖代々受け継がれてきたマオヒ文化において重要な役割を担ってきました。 「火は破壊的な変化の要素でありながら、人間にポジティブな影響をもたらすことがある」タフア・レイモンド・テリエロイテライ・グラッフェ 華やかで喜びに満ちた儀式 6月から7月初旬にかけて開催されるウムティは、ヘイバの始まりを告げるものでもあります。儀式を取り仕切るのは、火渡りとタトゥーの世界で有名なタヒチのタフアであるレイモンド・グラッフェ氏。山にこもり、スピリチュアルなパワーを得た後、タフアは枯れ木やココヤシ、石で埋め尽くされることとなる長い溝の建設作業の監督を行ないます。火をつけて24時間から48時間、石が真っ赤に焼けたら、儀式開始の合図。一連の呪文詠唱を終えた後、タフアは奉仕者に対し、心身を浄化する行為として熱された石の上を歩くよう促します。 Umu Ti Fire Walk © Steve Kuo 火渡りは勇気を試すだけでなく、娯楽や祝賀の場でもあります。真っ赤な焼け石を渡り終えた者たちは、集まって成功の瞬間を分かち合います。音楽、踊り、そして食事は、すべてこの儀式にとって欠かせない要素です。インターコンチネンタル・タヒチ・リゾート&スパでは、夕どきの伝統的なエンターテイメントの一環として、マルケサス諸島の戦士たちによる火渡りの儀式を鑑賞することができます。
タヒチ文化の知られざる10のこと
フランス領ポリネシアの文化と伝統は、タヒチの島々が旅行先として興味を引き、人気のある理由に挙げられます。タヒチの島々を訪れるうえで知っておきたい文化の特徴についてご紹介しましょう。
カタマラン(双胴船)で訪れるテティアロア島
ソシエテ諸島の中でも特に静かでひっそりとしたテティアロア島。それでいて、最も美しいとされる魅惑の島。鳥たちやウミガメにとって安らぎの楽園であるこの島を、パペーテからのカタマランツアーで訪れてみませんか。 テティアロア島は歩いて一周できる小さな環礁で、小さなラグーンの水は透き通っていて温かく、ビーチは見事な美しさを誇っています。自然環境は保護され、環礁は鳥たちやウミガメの自然保護区となっており、シロアジサシ、グンカンドリ、カンムリカイツブリなどの15種類の鳥たちが生息しています。カタマランの日帰りツアー(パペーテ発)でこの特別な環礁に生息する鳥たちを観察することができますが、非常に美しい楽園ですので、2-3日のツアーに参加する価値は十分にあります。カタマランを環礁のすぐそばに停泊させ、乗客はちょっとしたドキドキを感じながらディンギーでサンゴ礁を渡ります。ラグーンの中に入れば、マーロン・ブランドがテティアロア島に惚れ込んで購入した理由をすぐに理解することができるでしょう。 テティアロア島へのカタマラン・クルーズ タヒチ島からわずか50km先にあるテティアロア島は、信じられないほど美しい楽園です。環礁には十数個のモトゥ(小島)があり、それぞれに柔らかな白砂の素晴らしいビーチが広がっています。ラグーンの温かな海水は、見事なターコイズブルーで、クリスタルのような透明度。この環礁がかつてタヒチの王族だけのものであった理由がわかるはずです。カタマランの日帰りツアーに参加するも良し、チャーターして2-3泊するも良し。テティアロア島は、ボラボラ島やツアモツ諸島の最も美しい環礁に引けを取らない美しさを誇っていますので、カメラを忘れないようにしましょう。カタマランのチャーターは、タヒチの島々を訪れる理想的な方法だといえます。のどかなラグーンの間を航行し、それぞれの島に好きなだけ滞在して島々を探索するという贅沢な楽しみ方です。あなたが経験豊富な船長なら、カタマランのみのチャーターでも良いですが、より人気なのは、調理担当の乗務員と船長付きのチャーターです。操縦や料理はすべて任せて、船首のネットに寝転がり、雄大な景色を楽しみましょう。 Swimming in turquoise water © Tahiti Fly Shoot Discover Tetiaroa © Tahiti Fly Shoot Sunset from the catamaran in Tetiaroa © Tahiti Fly Shoot 島から島へ航行していると、イルカに遭遇することもあります。魔法のような素晴らしい出会いの瞬間がシャッターチャンスです。また、島々に近づくと、バードウォッチングも楽しむことができます。どの寄港地でも、スノーケリングやダイビングでラグーンの素晴らしい海中生物を観察できますし、カタマランのパドルボードやカヤックも無料で利用することができます。遺跡を見学したり、人のいないモトゥ(小島)でピクニックランチをしたりするツアーが多くの島で用意されていますので、参加してみてはいかがでしょうか。 双胴船で出航 その他のクルーズスポット フランス領ポリネシアは、カタマラン・クルーズを楽しむのに最も適した旅行先といえるでしょう。テティアロア島への日帰り旅行でも、その他の島々を2週間かけて巡る旅行でも、貿易風が吹く穏やかな海で壮大な景色をお楽しみいただけます。クルーズバケーションで最も人気があるのはソシエテ諸島(ボラボラ島、タハア島、フアヒネ島、モーレア島、ライアテア島に寄港)となっています。タヒチ島とライアテア島にはたくさんのチャーター会社がありますのでチェックしてみてください。 Bird Island © Tahiti Fly Shoot クルーズ船に乗ってタヒチの島々を訪れるのも魅力的な楽しみ方です。パペーテから出航する1週間から数週間のクルーズでは、ソシエテ諸島、マルケサス諸島、ツアモツ諸島などを訪れるさまざまなクルーズプランが用意されています。厳格な管理によって、船舶はすべて非常に高い基準を満たしており、サービスは常に一流ですので、安心してクルーズをお楽しみいただけます。 タヒチでのセーリングクルーズ
モーレア島でのくつろぎのひととき
フランス領ポリネシアのモーレア島でのバケーションでは、くつろぎのひとときをお過ごしいただけます。ビーチやラグーン、山々ののどかな風景を眺めながら、ホテルのスパでタウルミと呼ばれる伝統的なタヒチアン・マッサージをお楽しみください。 タヒチ島からほんの数キロ先に、美しいビーチと堂々とした山々を誇る雄大なモーレア島があります。パペーテからフェリーに乗り、30分後にはモーレア島の西海岸にあるバイアレ港に到着します。この島は、アーティストたちの創作の源であり、フランス領ポリネシアのマナで満ちています。島を巡り、景色を眺め、地元の文化に出会いましょう。モーレア島には、家族経営のタヒチアン・ゲストハウスから水上バンガローのある高級リゾートホテルまで、さまざまな宿泊施設があり、ボラボラ島のように、ラグーンに沈む美しい夕日をベッドから眺めることもできます。モーレア島とその周辺のモトゥ(小島)には、たくさんの柔らかな白砂のビーチと探検心をくすぐる壮大な2つの湾があり、島の内陸部には、絶景のビューポイントへと続く素晴らしいハイキングコースがあります。モーレア島をメインの旅行先として選んだ場合でも、数日立ち寄るだけの場合でも、この南洋の島の美しさは、いつまでも忘れられない思い出となることでしょう。 モーレア島のスパとマッサージ 完全にリラックスしたひとときを過ごしたい場合は、島のスパやリラクゼーションセンターで伝統マッサージや贅沢な施術を受けてみてはいかがでしょうか。島の北部にあるヒルトン モーレア ラグーン リゾート&スパは、静寂のオアシスです。少し東にあるマナバ・ビーチ・リゾート&スパ・モーレア内のマネア・スパで、ラグーンを眺めながら伝統的マッサージを受けることができます。テマエ・ビーチのすぐ隣にあるジャルダン・スパ&ビューティや、アティハに向かう道にあるティパニエ・バリ・センターでリラクゼーションを楽しむのもおすすめです。モーレア島の南部を拠点とするL'Institut Massage 'N Surfでは、お客様のヴィラやホテルまでお伺いし、お部屋でマッサージを行います。 Enjoy a massage © Tahiti Tourisme Walking tour © Tahiti Tourisme Recharge your batteries in Moorea © Tahiti Tourisme 島の内陸部にある、健康と美容のためのレキリブレ・トワ研究所もおすすめです。モーレア島のほとんどのスパが、モノイオイルを使った伝統的なポリネシアン・タウルミを提供しています。ポリネシア文化に欠かせないマッサージですが、タヒチの島々のほとんどの家庭には「マッサージ師」がいます。癒しの手技は世代から世代へと受け継がれており、ポリネシアの母親たちはほぼ毎日、赤ちゃんにマッサージを施しています。ホテルのスパでは、マッサージはピーリングやヘアケア、スキンケアといった他の美容やヘルスケアのトリートメントと組み合わせて行なわれます。 ハイキングと乗馬 モーレア島でのバケーション中、現代生活のストレスを忘れてリラックスするために緑豊かな丘や渓谷でのハイキングや乗馬を体験してみてはいかがでしょうか。オプノフのベルベデーレ展望台までのハイキングコースでは、クック湾とオプノフ湾を見渡す壮大で息をのむような景色をお楽しみいただけます。 Horseback riding © Vincent LYK オプノフ牧場では乗馬もできます。丘や渓谷を抜ける2時間のコースで、海岸の絶景を楽しみ、新鮮な山の空気をたっぷり味わうことができます。道中、ガイドがモーレア島の自然や文化の豊かさについて教えてくれるでしょう。
スポットライト: スポットライト
手っ取り早くタヒチ島を知るには、レンタカーで島を一周するのがおすすめです。1日あれば(ほとんど)すべてを見て回ることができるでしょう。 このプランを参考に、タヒチの島々の探検をスタートしてみてはいかがでしょうか。途中、豊かな田園風景、のどかなビーチ、洞窟、滝、史跡などに立ち寄りながら、タヒチ・ヌイ本島の西海岸に沿ってタヒチ・イチ半島へと向かいましょう。
ティケハウ島の鳥のコロニー
島の楽園フランス領ポリネシアのラグーンの中でも、ティケハウ島は特別な島。信じられないほどの自然美を誇る環礁は、タヒチ島から飛行機でわずか45分の場所にあります。ティケハウ島は、豊かでユニークな鳥たちの生息地でもあるため、鳥類学者にとってはたまらない場所です。 バードアイランドとして知られるプアルア山は、数種の鳥の保護区となっています。白やピンク(信じがたいかもしれませんが、ピンクです!)の砂浜を散歩していると、頭上に広がる絶景に圧倒されることでしょう。クロアジサシ、アカアシカツオドリ、シロアジサシ、オオアジサシ、そしてグンカンドリが、実にミステリアスな空中バレエを舞いながら、空を駆け巡ります。 鳥の楽園、ティケハウ島 のどかなバードアイランドのモトゥ(小島)には、素晴らしいターコイズブルーのラグーンを横断して行きます。頭上を優雅に飛ぶ海鳥たちの姿を映し出す透明な海の中で、滑るように泳ぐ雄大なマンタを眺めることができます。また、たくさんの熱帯魚や無害なカマストガリザメ、色とりどりの壮大なサンゴにも出会えます。ティケハウ島が海中の楽園と評価されるのには、きちんとした理由があるのです! The birds of Tikehau © Denis Grosmaire Corals in the Tuamotus © Lei Tao Manta ray © Denis Grosmaire ティケハウ島を訪れれば、誰もが魔法にかけられます。トリップアドバイザーのウェブサイトに寄せられたコメントによると、ティケハウ島とバードアイランドは、タヒチの島々でも特に注目すべき訪問先だとされています。素晴らしいターコイズブルーのラグーン、白やピンクの砂浜、どこまでも続くココナツのヤシの木々が、絵葉書のように美しい環境を作り上げています。地元のガイドが、バードアイランドに生息するさまざまな鳥の種類を教えてくれるだけでなく、この壮大な環礁の歴史や伝説についても教えてくれるでしょう。 自然野鳥保護区、ティケハウ島 ティケハウ島では、タヒチアン・ゲストハウスに宿泊することをおすすめします。タヒチアン・ゲストハウスでの宿泊では本物のポリネシアを味わうことができ、南太平洋の島々独自のライフスタイルを垣間見ることができます。ラグーンでの一日の後は、熱帯庭園の囲い付きテラスでくつろぎながら、フレンドリーなホストが用意してくれる美味しい地元料理をお楽しみください。 Tikehau © Tahiti Tourisme バードアイランドで鳥たちを観察するラグーンの日帰り旅行は、きっと忘れがたい魅力的な体験となることでしょう。この保護区は、ティケハウ島を特別な楽園にしている素晴らしい宝の一つに過ぎません。
ボラボラ島のアクティビティ トップ10
世界で最も美しいラグーン、ボラボラ島へようこそ。「太平洋の真珠」でのバケーションを本当に忘れられないものにする10のアクティビティをご紹介します。
ボラボラ島のダイビングとスノーケリングスポット
タヒチの島々の海には海洋生物がたくさんいます。ラグーンやパスでのダイビングやスノーケリングで、熱帯魚、カラフルなサンゴ、マンタ、ウミガメ、イルカなど数えきれない海の生物たちが棲む別世界へ行くことができます。世界屈指の美しさを誇る海を探検できるベストスポットをご紹介しましょう。
マルケサス諸島の最も美しい観光名所
マルケサス諸島には訪れるべき素晴らしい観光名所があまりにもたくさんあるので、その中から10か所を選ぶのはほとんど不可能です。起伏に富んだ美しさ、豊かな文化、そして魅力的な歴史が、この島々をユニークで魅惑的な観光地にしています。「人間の大地」の訪れるべき最高の観光地をいくつか選んでご紹介します。
家族旅行でのバケーション先、パペーテ
活気あふれるタヒチの首都、パペーテへようこそ。宿泊先に荷物を置いたら、家族で街の中心部を観光しながら回りましょう。この街には、子供も大人も楽しめるスポットがたくさんあります。賑やかな市場を訪れ、海岸沿いを散歩しながら、南洋諸島にやってきたばかりの感覚を家族で味わいましょう。 ユニークな体験がしたいなら、日曜日の朝にパペーテ市場を訪れるのがおすすめ。色とりどりの屋台が立ち並び、新鮮な農産物や地元の工芸品、フランス領ポリネシア各地のお土産品などが販売されています。子供たちはエキゾチックなフルーツを味わったり、見たことのない魚を見たりしながら、その賑わいを楽しむことでしょう。市場を訪れた後は、街を散策し、街の壁に描かれたストリートアートの作品を鑑賞しましょう。これらは、パペーテで開催された国際的なストリートアートの祭典でアーティストたちが創作した芸術作品となっています。海岸沿いまで行くと、セーリングボートやカタマランボート(双胴船)が見えてきます。そのままパオファイ公園まで行ってみましょう。子供向けの遊び場があり、公園を一周する観光用のミニトレインもあります。モーレア島に沈む夕日を眺めながら、アイスクリームとフレッシュフルーツジュースを楽しんで。 家族みんなで楽しめる文化 パペーテには、家族みんなが楽しめる文化的アクティビティがあります。例えば真珠博物館に行き、真珠の養殖とタヒチの島々でのその経済的重要性について学んだり、議会庭園の「王妃の庭園」を訪れてフランス領ポリネシアの歴史を学び、心地良い環境の中でリラックスしたり。7月には、伝統的なダンスと音楽の祭典「ヘイバ・イ・タヒチ」をお見逃しなく。ダンスは壮大なパフォーマンスで、衣装も実にゴージャスです。 Musée de la Perle © Audrey Svoboda Papeete waterfront ©Grégoire Le Bacon Papeete from the sky © Tahiti Fly Shoot ヘイバ・イ・タヒチは、タヒチの島々に息づくポリネシア文化の何たるかを表現する最も重要な祭典であり、伝統的な音楽とダンスが彩る夜は、本当に忘れがたい体験となるでしょう。一味違った文化を楽しみたい方は、カンティ・チャイニーズ寺院を訪れ、フランス領ポリネシアにおける豊かなアジアの風情を感じてみては。日曜日には、パペーテの大聖堂とパオファイ寺院で礼拝があります。ぜひご参加いただき、美しい歌声をお楽しみください。 家族みんなで楽しめるレジャーアクティビティ カルチャーセンターを訪れ、先祖から伝わるタヒチの島々のポリネシア文化について学びましょう。定期的に開催される伝統的な音楽とダンスのショーに参加するのもおすすめです。 Heiva i Tahiti ©Dimitri Nguyen Verdenet よりエネルギッシュなアクティビティをしたい方は、ファウタウア渓谷へのハイキングにトライしてみましょう。フランス領ポリネシアの別の一面を探検できそうです。最高の眺めを楽しみながら、生い茂る植生の中を歩き、子供たちはタヒチの島々特有の自然環境を知ることになるでしょう。パペーテに戻ったら、数えきれないほどあるレストラン、軽食堂、屋台で食事を楽しみましょう。ピザやハンバーガーから、グルメなフランス料理や中華料理まで、さまざまな種類の料理が揃っています。美味しいポワソン・クリュ・オ・レ・ド・ココなどの伝統的なタヒチ料理も楽しめます。
ファカラバ島のおすすめダイビング・スポット
ファカラバ島は、ツアモツ諸島に数多くある壮大な環礁の一つです。フランス領ポリネシアで、ランギロア島に次いで2番目に大きなラグーンがあり、海洋生物の豊かな多様性から、世界中のダイビング愛好家に人気のスポットとなっています。絵はがきのようなファカラバ環礁には、タヒチの島々の中でも最も美しい景色が広がっています。
ファカラバ島での夢のバケーションの計画と準備
ツアモツ諸島のファカラバ島は、フランス領ポリネシアで最も美しい環礁の一つ。ファカラバ島は、まさに島の楽園であり、多種多様な海洋生物が生息しています。2016年にはユネスコの生物圏保護区に指定されました。 ファカラバ島での滞在を最大限に楽しむために、事前にアクティビティを予約しておくと良いでしょう。絵はがきのような風景、セーリングツアー、ダイビング、シュノーケリングなど、この島での体験は、忘れられない思い出となるでしょう。ファカラバ島は、隣接する6つの島とともに、ユネスコの生物圏保護区に指定されています。タヒチの島々で2番目に大きなラグーンの美しく透き通った水中はまるで夢のよう。ファカラバ島での最高の旅をお楽しみください。 ファカラバ島の楽園を楽しむ バケーションのご予約は、タヒチ観光局認定のタヒチスペシャリストを通じて行うことをおすすめします。スペシャリストは、タヒチの島々について熟知しており、宿泊施設、交通手段、アクティビティについてご提案が可能です。ファカラバ島へは、国際線が到着するタヒチ・ファアア国際空港内で、エアタヒチの国内線に乗り換えます。フライト時間は約2時間。飛行機がファカラバ空港へ向けて降下を始めたら、ぜひ窓の外を見てみてください。この島が、タヒチの島々で最も美しい環礁と言われる理由を感じることができるはずです。 Shark wall © Grégory Lecoeur View of marine life © Grégory Lecoeur View of Fakarava lagoon © Jim Winter ファカラバ島はシュノーケリングとスキューバダイビングを楽しめるパラダイスです。サウスパスには「シャークウォール」と呼ばれるダイビング・スポットがあります。その名が示す通り、多くのサメが集まって休息する場所で、サメが互いに重なり合いまさにサメの壁を作り上げるのです。サメたちは昼間は休んでいて、さらにファカラバ島の海には餌となる魚が豊富にいるため人間を襲うことはありません。ラグーンでは、透明な海の中を泳ぐ熱帯魚や色とりどりのサンゴを観察することができます。 ファカラバ島へのクルージング クルージングで、かつてのポリネシア人入植者たちがしたような美しいファカラバ島の発見体験をしましょう。以下のクルーズ会社では、ファカラバ島の訪問を含むクルーズプランを提供しています。ポール・ゴーギャン、ウィンドスター、アラヌイ、オセアニア・クルーズ、バラエティ・クルーズ。また、ヨットやカタマランボート(双胴船)をチャーターして、タヒチの島々で2番目に大きな環礁を訪れることもできます。 Boat room on a cruise © Tahiti Tourisme Gregoire LE BACON ファカラバ島の宿泊施設は、家族経営のタヒチアン・ゲストハウスがメインとなっています。特に6月中旬から7月中旬にかけての繁忙期には旅行客が多く、余裕を持ってご予約されることをおすすめします。また、この時期は迷彩ハタが繁殖のため驚くほどたくさん集まる時期でもあり、その光景を見ようと世界中のダイバーがこの島に集まります。
モーレア島でやるべきアクティビティ
モーレア島は、自分で探検することも、プロのガイド同伴でも巡ることができる島です。まさに唯一無二といえる環境の中で楽しめるスポーツ、文化、料理、満足できる豊富なレジャーアクティビティが、あなたを待っています。タヒチの島々で体験できるさまざまなアクティビティを堪能しましょう。
タヒチの島々にある美しいビーチトップ10
透明な海水と柔らかな白砂、黒砂、ピンクの砂まである美しいビーチを携えた壮大なターコイズとブルーのラグーン。タヒチの島々へようこそ!オススメのビーチベスト10をご紹介しますが、フランス領ポリネシアではどの島にもすばらしいビーチがあります。
ヒバオア島のゴーギャンとブレルの足跡
ポール・ゴーギャンとジャック・ブレルは永遠にヒバオア島の一部になりました。2人ともこの美しい島の魅力に魅せられ、島の中心アツオナで最期の日々を過ごしました。絵のように美しい島内のカルヴェール墓地の一隅に、それほど離れていない距離でそれぞれ埋葬されています。 「私たちにとってブレルは有名人ではありませんでした。彼は私たちのために映写会を催してくれた人です。」ジャック・ブレルがフランス領ポリネシアの美しさや静けさを称賛したように、ヒバオア島の人たちも彼を称賛しました。ポール・ゴーギャンは、美しい風景や島民たちを描いた作品で島を有名にしました。苦しみを抱えた2人のアーティスト達は、人生の困難な時期にこの穏やかな環境に心の安らぎを求めてやってきて、晩年をこの地で過ごしました。 島の中心的な村であるアツオナで彼らの足跡を辿ってみよう。絵のように美しいカルヴェール墓地は、村から坂を上って、アツオナ湾を見下ろす素晴らしい眺めの丘の中腹にあります。2人はその墓地内のすぐ近くで眠っています。ヒバオア島は以前からアーティストの集まる場所でした。地元の工芸作家たちは今でも、島にやってきた2人の高名な芸術家から刺激を受けて作品を創ることがよくあります。 ゴーギャンと彼の「メゾン・デュ・ジュイール(快楽の家)」、ブレルと彼の小型機 アツオナで2人の有名なアーティストの足跡を辿ってみよう。ポール・ゴーギャンは、創作のアイデアや物事の本質を求めて、1901年にスクーナー船でやってきてヒバオア島に上陸しました。病を抱えていたゴーギャンは島にとどまることに決めました。ゴーギャンは、村の中心地に司教から一区画の土地を購入し、伝統的なポリネシアの家ファレを建て、「メゾン・デュ・ジュイール(快楽の家)」と名付けました。現在は、当時の建物が正確に復元され、ゴーギャン記念館になっています。ビジターは、生前のゴーギャンゆかりの品々を見ることができます。 Le Centre Culturel de Paul Gaugin à Hiva Oa © Tahiti Tourisme Tombe de Paul Gaugin © Tahiti Tourisme ジャック・ブレルは、1975年、太平洋をヨットで航海中にヒバオア島にやってきました。ブレルは、美しい景色やマルケサス諸島の島民の魅力にたちまち魅了され、残りの人生をこの地で過ごすことに決めました。以前は格納庫だった「エスパス・ジャック・ブレル博物館」では写真が展示されています。ブレルの小型機「ジョジョ」号も見ることができます。ブレルは、病人をヌクヒバ島に運び、郵便物を集め、薬を受取るために小型機を飛ばしていました。ブレルは地元住民から大いに感謝され、彼もまた最後のアルバム『偉大なる魂の復活(Les Marquises)』(邦題「遥かなるマルキーズ諸島」)で愛情を込めて敬意を表しました。 ヒバオア島の魅力を発見しよう ヒバオア島は「マルケサス諸島の庭」と呼ばれています。フランス領ポリネシアで、タヒチ島、ヌクヒバ島に次ぐ3番目に大きな島です。ヒバオア島には誰もが楽しめるアクティビティが沢山あります。のんびり過ごせる美しい黒砂のビーチ、山々や渓谷でのハイキング、博物館、遺跡の探訪。ヒバオア島での滞在中はやりたいことが満載です。 La plage de Atuona à Hiva Oa © Tahiti Tourisme マリンスポーツを愛する人は、アツオナでサーフィンやスキューバダイビングが楽しめます。徒歩や乗馬で探検できる数多くのハイキングコースもあります。そのほとんどが素晴らしい景色を望む絶景ポイントに続いています。また、実に印象的なリポナや、多様なマラエなど、訪れたい遺跡もたくさんあります。ヒバオア島はタヒチの島々の旅に欠かせない目的地の一つです。
最高のタヒチが見つかるブログガイド
夢が詰まった国、フランス領ポリネシアの楽園へ飛び立ちましょう。ボラボラ島、タヒチ島、パペーテ、マルケサス諸島という名前を口にするだけで、白い砂浜やターコイズ色のラグーン、ココヤシの木々が頭に浮かんできませんか。旅ブログ「Les Deux Pieds Dehors」による、今すぐフライトに飛び乗ってタヒチの島々に行くべき10の理由をご紹介します。
ソシエテ諸島のおすすめスポット10
タヒチ島、ボラボラ島、モーレア島、フアヒネ島。ソシエテ諸島は、その美しい景観で世界中に知られています。この魔法のような群島で訪れるべき最高のスポットをご紹介しましょう。
ガンビエ諸島への忘れられない旅
ガンビエ諸島へようこそ。タヒチ島の南西に位置するこの諸島は、5つの島と12のモトゥ(小島)からなり、これらすべてが同じ壮大なラグーンを共有しています。白い砂浜と緑豊かな山々で保護された島の楽園へは、パペーテから飛行機で3時間40分。 豊かなガンビエ諸島 ガンビエ諸島では、住民の多くがマンガレバ島に住んでおり、宿泊施設もマンガレバ島に集中しています。島々にはホテルがないため、ビジターは島の暮らしを体験できるタヒチアン・ゲストハウスに宿泊することになります。マンガレバ島の人々はおもてなしの心で有名で、ホストはあなたを温かく迎えてくれることでしょう。コロリ(ブラック・パールの真珠貝の貝柱)や新鮮で多種多様な魚など、さまざまな郷土料理を試してみましょう。特にマンガレバ島はハイキングに最適で、島で最も標高の高いドゥフ山の頂上(441m)まで歩いて登ることができます。頂上からのラグーンの眺めは息をのむほどの美しさです。 Tahitian mother-of-pearl fillet © Tahiti Tourisme Mangareva © Philippe Bacchet Tahitian cultured pearls © Grégoire Le Bacon マンガレバ島にはドゥフ山とモコト山という2つの山があり、1日あれば、両方の山の頂上まで登ることができるでしょう。標高423mのモコト山はドゥフ山に比べると若干低いですが、どちらからも素晴らしい眺めを楽しむことができます。また、フランス領ポリネシアの住民への改宗活動を通じて、カトリックの宣教師たちが残した宗教遺産にも足を運んでみましょう。リキテアにある有名なサンミッシェル大聖堂は、1839年にサンゴ石を利用して建てられた建造物で、雄大な美しさを誇っています。 真珠とその他の見どころ ガンビエ諸島は、極上の品質を誇る真珠の産地として知られています。真珠養殖場を訪れ、養殖について学べば、宝石商が世界中から真珠を買い付けにやってくる理由がわかるはずです。養殖場を出た後は、リキテア湾にある素晴らしいビーチに行き、ターコイズブルーのラグーンでひと泳ぎしましょう。 View from Mangareva © Frédéric Cristol ガンビエ諸島には真珠以外にもたくさんの見どころがありますが、その一つとしてラグーンに点在する壮大なモトゥ(小島)が挙げられるでしょう。柔らかな白砂と透明なターコイズブルーのビーチには熱帯魚が泳いでおり、ここではスノーケリングや日光浴を楽しみながら一日を過ごすことができます。ボートからは、島々の切り立った崖を眺められます。タヒチの島々で最も美しいラグーンの一つを、ガンビエ諸島で発見してみてはいかがでしょうか。
オーストラル諸島で最も美しいスポット10選
息をのむような美しい景色、険しい山々、高原のあるオーストラル諸島は農業活動でも有名です。各島に隠された遺跡を見学し、ヨーロッパ人上陸以前にこの地を上手く統治していた文明の痕跡を辿りましょう。遺跡は、かつて宗教的・文化的な活動の拠点だった場所です。
タヒチの島々を巡るクルーズでおすすめの8つの体験
クルーズでの旅は、タヒチの島々を巡り、壮大な景色を楽しめる最高の方法です。クルーズでのバケーション中にトライすべきことをいくつかご紹介しましょう。
ガンビエ諸島の最も美しいスポット
タヒチ島から1,600km以上離れたガンビエ諸島は、タヒチの島々の中でもユニークな訪問先です。人里からはるかに離れたこの火山諸島は、どれも同じ素晴らしいラグーンの中にあります。のどかで美しいモトゥと、フランス領ポリネシアで最も美しい教会はまさに訪れるべき場所です。
ウアポウ島のハイキングとオプショナルツアー
マナはタヒチの島々の至るところに存在しています。特にウアポウ島では、ホイホイ渓谷でフラワーストーンを探している時も、ポウマカのピトンの岩肌に触れている時もマナを感じることができます。ウアフカ島のピトンがヒバオア島のピトンと戦い、ポウマカという戦士がヒバオア島からやってきたマタフェヌアという戦士を打ち負かしたという伝説があります。 ウアポウとはマルケサス語で柱を意味し、ウアポウ島の名は、それぞれが数百メートルの高さがある12のピトンにちなんでいます。マルケサス諸島の中心にあるウアポウ島のユニークな景観には、有名なホイホイ渓谷のような特別な遺跡があります。ハイキングが好きな人にとっては、ぜひ家族で訪れてみてください。島民の生活様式を本当に楽しみたければ、タヒチアン・ゲストハウスに滞在してください。ホストがいくつかの島の物語や神話を喜んで話してくれるでしょう。また、滞在中に重要な観光名所やイベントを見逃すことが無いように気を配ってくれると思います。 ウアポウ島を見渡す最高の眺め、ピトンと渓谷 ハイキングシューズをはいて、ガイドと一緒にポウマカ・ピトンへ出かけてみましょう。てっぺんが2つに分かれたピトンは、タヒチの島々に来たらぜひ訪れてみたい観光名所の1つです。沿岸のハカヘタウ村から出発して、全部で5時間かかるトレイルです。険しい道もあり、少し滑りやすいので、気をつけてください。でも、ウアポウ島を見渡す眺めと伝説的なピトンはただ息をのむ素晴らしさなので、苦労して行く価値はあります。 花々を探しにホイホイ渓谷とホイホイ湾へのツアーに参加してください。でも、その花々は野原に咲いているのではありません。その花々とは、地元の職人が大切にしている非常に貴重な石の上に現れるデザインです。花のデザインは石を磨くと現れます。渓谷にはトフア・マウイア遺跡もあります。完全に修復されていて、タヒチの島々の重要な文化遺跡です。 マルケサス諸島の職人が誇る技 マルケサス諸島の職人の技術は、フランス領ポリネシア中で賞賛されています。タヒチアン・ゲストハウスのホストが、ウアポウ島のハカハウ村などにある、彫像、彫刻や宝石などを見て購入できるお勧めの店を教えてくれるでしょう。 クラフト・マーケットでは、タパやタトゥー、フラワーストーンの彫刻など、典型的なポリネシアのアートやクラフトを見ることができます。タパは桑の樹皮を叩いて作られた布で、南太平洋の特産品です。タトゥーという言葉はタヒチ語の「タタウ(tatau)」に由来しており、叩くという意味です。マルケサスのタトゥーのデザインは、世界中で見ることができるほど浸透しています。フラワーストーンの素晴らしい彫刻はウアポウ島独特のものです。 オプショナルツアーを選ぶ 続きを見る
緑豊かなタヒチの田舎を初めてハイキングする人のためのガイド
フランス領ポリネシアは、ハイキング好きにはたまらない夢のような場所です。壮大な山々、青々と緑が茂る谷、美しい景色が楽しめるタヒチ島でのハイキングは、忘れられない体験になることでしょう。ただし、出かける前に、しっかりと準備をしておきましょう。 タヒチ島で丘や谷を巡るハイキングは、すばらしい冒険です。滝や古代遺跡、ため息のでるようなパノラマビューを楽しみながら、手つかずのパラダイスアイランドに浸ってください。 タヒチ島の隠れた名所を巡るハイキング タヒチ島のハイキングで自然の驚異を味わえる場所の1つが、ファウタウア渓谷です。首都パペーテから離れていない場所にありながら、すばらしい滝の絶景と田舎の景色を楽しめます。コースを行く道中は、曲がりくねった川沿いの険しい道を進みながら緑豊かな森を抜けていきます。 Randonnée à Moorea ©Tahiti Tourisme Les sentiers de Bora Bora © Frédéric Cristol Les montagnes de Huahine ©_Grégoire Le Bacon _ Lionailes タヒチ島には、パペノオ渓谷、ヒティアアのラバ・チューブ、ファアナヌ渓谷など、人気のハイキングコースがたくさんあり、どのコースにも名所と絶景ポイントがあります。タヒチの島々に滞在したら、ぜひ訪れてほしいハイキングコースをいくつかご紹介しましょう。・バイパヒのウォーターガーデン(タヒチ島)・スリー・パインズ・パス(モーレア島)・ポポティ山とトラヴェルシエール・トレイル(ボラボラ島)・モトゥ・アウイラ(マウピティ島)・マエバのマラエ(フアヒネ島)・リキテアの尾根(マンガレバ島) ハイキングを成功させるポイント タヒチの島々でハイキングへ行くときは、ガイドサービスを利用することを強くオススメします。ガイドは道や天候の変化、注意すべき点に詳しく、私有地につながる道も知っています。また、遺跡や洞窟、地形など名所や見どころも教えてくれます。植物の知識も豊富で、訪れた場所に関連する伝説や民話も聴かせてくれるでしょう。旅行代理店や地元の観光協会で、島のプロガイドを手配することができます。 Les randonnées de Tahiti Et Ses Îles ©Myles McGuinness ハイキングへ出かける前に、十分な水、日焼け止め、丈夫なシューズ、帽子などを準備しておきましょう。できる限り、一番暑い時間帯を避けてハイキングをしましょう。私有地を示す表示をみたら通らないように。また、ゴミは残さないようにしましょう。天気予報をチェックしましょう。コースによっては、激しい雨で滑りやすく、危険を伴う場所もあります。ハイキングは、天気の良い日に行うのが安全です。
タヒチならではのハイキングコース:フランス領ポリネシア固有の動植物を見るなら、ガイド付きハイキングツアーに参加しよう
総面積400万km2に及ぶフランス領ポリネシアは、ヨーロッパ大陸に匹敵する広さです。ツアモツ、ソシエテ、オーストラル、ガンビエ、マルケサスの5つの諸島には、計118の島や環礁が点在しています。標高の高い火山島や低地のサンゴ環礁の島もあり、そのほとんどすべてに絵ハガキのような白砂ビーチと透明なラグーンがあります。また、タヒチの島々はハイキングが好きな人にとってすばらしい旅先です。ハイキングコースを辿れば絶景ポイントへと続き、南太平洋の島の楽園ならではの動植物に出会うことができます。 フランス領ポリネシアのイメージといえば、透明なターコイズ色の海のそばに、柔らかな白い砂浜とヤシの木が並ぶ風景ではないでしょうか。ここに到着して目にするのは、まさにその風景です。とはいえ、島内にも見どころはたくさんあります。それゆえ、ハイキングは非常に人気の高いアクティビティなのです。すべての島にたくさんのハイキングコースがあり、丘や谷を巡ったり遺跡を訪れたり、すばらしい絶景を楽しんだりすることができます。発見の旅で遭遇する動物といえば、人間によって島に連れて来られたブタ、牛、馬、犬、ネコで、鳥に関して言えば、フランス領ポリネシアで最も一般的なのはニワトリです。朝、昼、夜を問わず鳴き、その存在を知らしめています。ですが、がっかりしてはいけません。ガイド付きハイキングツアーに参加すれば、島固有の鳥や植物、花にたくさん出会うことができます。 タヒチ島のガイド付きハイキングツアー タヒチ島固有の動植物に出会えるツアーがいくつかあります。 パペアリにあるボタニカルガーデンには案内標識のあるコースがあり、園内にある島原産のエキゾチックな植物の詳細説明がパネルに書かれています。曲がりくねったコースを歩きながら、注目すべき数々の植物を楽しみましょう。バイヒにあるウォーターガーデンも、散策を楽しめるスポットです。ひときわ美しいガーデンを巡ったら、敷地の奥に行ってみましょう。絶景に続く小道がいくつもありますが、そのうちの険しい道を選べば、緑豊かな田園風景と高原につながっています。 Papenoo Valley © Karl Shakur Une randonnée avec un guide professionnel à Tahiti © Myles McGuinness Les montagnes de Tahiti Et ses Îles ©_Grégoire Le Bacon _ LionAiles ライアテア島のガイド付きハイキングツアー ライアテア島はまさに植物学者にとってパラダイスです。その高地では希少な宝に出会えます。案内標識のあるコースをたどると、テメハニ山の頂上へ着きます。そこには、美しいティアレ・アペタヒを見ることができます。ただし、絶対に触らないでください。ティアレ・アペタヒは、絶滅危惧種のもろい植物で、この山の頂上にしか生育していません。植物学者たちが他の場所で栽培しようと何度も試みましたが不可能だったのです。テメハニ山の頂上付近に生育するほとんどすべての植物種が、ライアテア島固有の植物となっています。 Randonnée à Raiatea ©Alika Photography ライアテア島のもう1つの宝が、タプタプアテアのマラエです。フランス領ポリネシア全土で最も聖なる場所とされており、マオヒ文明発祥の地と言われています。かつては宗教儀式や厳格な儀式が行われた場所で、このマラエの前からポリネシアの水兵が太平洋の航海へ旅立ち、ポリネシアン・トライアングルにある他の島々へと移り住むようになりました。
タヒチ島とボラボラ島でのハイキング
フランス領ポリネシアのイメージとして、ココヤシの木、砂浜、ターコイズブルーのラグーンを思い浮かべるでしょう。しかし、タヒチの島々には同じように美しい別の側面もあります。ハイキングでタヒチの島々の奥地に向かえば、緑豊かな丘や渓谷、滝、遺跡を発見できます。 ソシエテ諸島の島々の奥地には、目を見張るような滝、山々、植物が生い茂る渓谷、素晴らしい遺跡があります。タヒチ島は最も発展した島であり、最大の人口を抱えています。しかし、首都パペーテの喧騒を離れると、初心者から経験豊かなハイキングファンまで、誰もが楽しめる素晴らしいハイキングコースがあります。タヒチ島の北に位置するボラボラ島にもいくつかの素晴らしいハイキングコースがあり、世界一美しいラグーンを撮影できる絶景ポイントまでハイキングできます。初心者、中級者、熟練者など、レベルごとに適したコースをいくつかご紹介します。自分の能力に合ったコースを選び、お弁当をもって、素晴らしいハイキングに出かけましょう。十分なミネラルウォーター、日焼け止めクリーム、帽子、丈夫な靴、そしてカメラもお忘れなく。 タヒチ島とボラボラ島のハイキングコース タヒチ島で家族そろってハイキングするなら、パペノオ渓谷に行ってみよう。滝や緑豊かな島内の風景、そして素晴らしい景観が待っています。タヒチ・イチ半島の南にあるテ・パリ・コースは誰でも楽しめるハイキングコースですが、交通手段は船になります。中級ハイカーには、パペーテ近くのファアナヌ渓谷がおすすめです。難易度が高い分とても達成感があります。さらに難易度の高いコースは、海抜2,066mのアオライ山頂に続くコースです。コースには案内標識が設置されているのでガイドなしで行くことも可能ですが、プロのガイドサービスを利用することをおすすめしています。山頂からの眺めは、タヒチの島々の中でも最も素晴らしいかもしれません。 The peaks of Bora Bora ©Tahiti Tourisme L'île de Bora Bora © Grégoire Le Bacon Tahiti Nui Helicopters Les montagnes de Tahiti © Grégoire Le Bacon Tahiti Nui Helicopters タヒチ島の北側には、「太平洋の真珠」と呼ばれる有名な楽園ボラボラ島があります。ターコイズブルーの雄大なラグーンで有名ですが、ボラボラ島にも素晴らしいハイキングコースがあります。王の谷へ向かうコースは、家族みんなで楽しめる半日コースです。眺めが素晴らしく、歴史的な遺跡はフランス領ポリネシアの過去について多くのことを教えてくれます。熟練したハイカーには、タヒチの島々で最もよく知られたオテマヌ山に向かうコースがあります。登頂することはできませんが、それでも最高の眺望が望めます。何よりも素晴らしいのは、パヒア山頂からの眺望です。このコースではガイドが必要です。片道でも数時間はかかるので、お弁当を持って行きましょう。 その他のハイキングコース フランス領ポリネシアの各島にはハイキングコースがあり、素晴らしい眺望の絶景ポイントや遺跡などに行くことができます。地元の観光協会や観光案内所では、ハイカーの経験レベルに適したコースを案内しています。 A couple in the middle of a pineapple field © Tahiti Tourisme ソシエテ諸島のモーレア島にもおすすめのハイキングコースがあります。最もよく知られているのは、スリー・ココナツツリーズ・パスとアファレアイツの滝です。モーレア島のどの渓谷にもハイキングコースがありますので、宿泊施設にアドバイスを求めてみるといいでしょう。十分なミネラルウォーターと、日焼け止めクリームと、帽子は必ず持っていきましょう。
タヒチの島々をクルージング
クルーズ船に乗って、フランス領ポリネシアの青くて暖かい海に浮かぶ島々へ行ってみましょう。ボラボラ島やモーレア島といった有名な島々だけでなく、人が少ないながらも魅力的な島も訪れてみてください。毎朝、違うパラダイスアイランドで目覚め、毎日が思い出に残る体験になります。 アイランドホッピングするクルーズは、タヒチの島々を巡るすばらしい手段です。ターコイズに染まるラグーンに入り、砂浜に上がって考古学的、地理的神秘を発見しましょう。地元の人々がさまざまなツアーや海のアクティビティを企画しています。夜になったらイカリを下ろし、また次なるパラダイスアイランドに向けて出航します。タヒチ島のクルーズ会社で、パペーテ発のクルーズツアーを選ぶことができます。アラヌイ号とポール・ゴーギャン号は、フランス領ポリネシアの領海内を運航する2大クルーズ船です。アラヌイ号は神秘的なマルケサス諸島を運航する貨物フェリーで、乗客と船荷を「人間の大地」と称されるマルケサス諸島へ送り届けます。離島での生活を垣間見れる、またとはない機会です。ポール・ゴーギャン号は、ソシエテ諸島を7泊、マラケサス諸島とツアモツ諸島などを14泊かけて巡る豪華客船です。 ユニークで本格的なクルーズ アラヌイ号に乗船したら、遠く離れた手つかずの自然を行く冒険の始まりです。この貨物フェリーは、「人間の大地」として知られるマルケサス諸島の、最も遠く離れた島々を巡ります。この船は島民と外の世界を繋ぐ生命線の役割を果たしており、さまざまな商品を運搬しています。船の雰囲気は温かくフレンドリーで、船員のほとんどがマルケサス人です。甲板からのパノラマ景色は、マルケサス諸島を初めて目にする人にとっては、実に感動的なものになるでしょう。 Comfortable rooms © Tahiti Tourisme Cruise aboard the Paul Gauguin © Tahiti Tourisme Share a unique moment © Tahiti Tourisme ポール・ゴーギャン号は、Ponant(ポナント)クルーズカンパニーが所有するクルーズ船です。フランス領ポリネシア領海内を運航するために特別に造られた船で、多くの大型クルーズ船が入れない浅瀬のラグーンにアクセスすることができます。とても豪華な内装で、主にポリネシア人の船員がそれに匹敵するファーストクラス級のサービスを提供しています。ポール・ゴーギャン号の客室はスイートルームを含む165室あり、アラヌイ号は103室あります。また最近では、タヒチの島々の航海に、ウィンドスター、オセアニア・クルーズ、バラエティ・クルーズといったクルーズ会社も仲間入りしました。すべてのクルーズ船がパペーテから出発しています。 フランス領ポリネシアの海上で過ごすバケーション フランス領ポリネシアは、やはりクルーズ船、ヨット、カタマラン(双胴船)で移動するのが最適です。約2000年前の古代ポリネシア人は、まさに船を使って島から島へと渡り、島々を巡っていたのですから。 Cruise aboard the Paul Gauguin © Tahiti Tourisme クルーズ以外にも、タヒチの島々の美しい海を楽しむ方法は他にもたくさんあります。船のオプショナルツアーでモトゥを訪れたり、伝統的なアウトリガーカヌーに乗ったり、小型カタマランやヨットをレンタルしたり、カヤックやパドルボードでラグーンを巡ったりしてみましょう。もちろん、シュノーケリングで楽しむことだってできます。
タヒチ島の動植物
タヒチの島々が美しい楽園とされる理由の1つが、動植物の多様性です。5つの諸島はいずれも、陸、海を問わず自然の宝庫です。滞在中には自然遺産の恵みを感じることができるでしょう。 タヒチの島々は暖かい海に生息するサンゴや熱帯魚など、さまざまな海洋生物で知られる場所であり、その観賞を目当てに訪れる人も多くいます。タヒチの島々の緑豊かな森林や渓谷には、実にさまざまな植物、花、鳥、昆虫が生息しています。タヒチ語でpae ore(パエオレ)と呼ばれるタコノキなど、伝統的な工芸品に使われる木や、滞在中に味わってほしい、おいしいトロピカルフルーツがなる木もあります。バニラアイランド、モノイ・ロード、バードアイランドなど、フランス領ポリネシアの人々は、自然界の重要性を地名に反映させています。スキューバダイビングやシュノーケリングで、タヒチの海に生息するたくさんの熱帯魚やサンゴ、その他の海洋生物に出会うことができるでしょう。この独自の自然環境の保護、保全は日々の課題であり、多くの団体が取り組んでいます。モーレア島のテ・ファレ・ナチュラ・エコミュージアムを訪れると、フランス領ポリネシア独自の生物多様性について知識を深めることができます。 タヒチの島々の植物 タヒチの島々に生育する、主な植物の種類をご紹介します。砂浜では、タヒチ語で 'aito(アイト)と呼ばれるアイアンウッドを目にするでしょう。フランス領ポリネシアの真のシンボルであるバニラは、特にソシエテ諸島のタハア島に生育していますが、他の多くの島にもバニラ畑があります。タヒチ語で'uru(ウル)と呼ばれるパンノキは、ポリネシア料理の基本的な材料の1つで、西洋料理にとってのパンに相当するものです。ティアレ・タヒチは小さな白い花で香りがよく、タヒチの島々の象徴です。観光客が到着した際に渡されるレイには、この花が使われています。また、有名なモノイオイルの香りにも使われています。ティアレ・アペタヒはあまり知られていませんが非常に貴重な花で、ライアテア島のテメハニ山頂上にしか咲きません。かつてポリネシア人は植物を薬として使っていました。医学が発達した現代でも、伝統的な治療であるra'au tahiti(ラアアウ・タヒチ)は、広く一般的に用いられています。 The black gold of The Islands of Tahiti, Tahitian vanilla ©Tahiti Tourisme Tahiti's emblem, the tiara ©Grégoire Le Bacon Coco from The Islands of Tahiti ©Tahiti Tourisme ココナッツはフランス領ポリネシアでも多くの料理に使われる。果汁を飲んだり、果肉を食べたりするだけでなく、ミルクを作ったり、いろいろな料理に使ったりする。実際、ポリネシア人の日常生活(家、家具、アクセサリーなど)にはココヤシ全体が使われている。パイナップル畑で最も有名な島はモーレア島だ。クイーン・タヒチ」という品種のパイナップルが栽培されている。昔、ポリネシア人は植物で治療をしていた。現在も「ラーオ・タヒチ」と呼ばれる伝統医療は広がり続けている。 フランス領ポリネシアの動物 vini'ura(ヴィニウラ)と呼ばれるムスメインコは、フランス領ポリネシア固有のオウムで、オーストラル諸島のリマタラ島にしか生息していません。島民たちは、この美しくももろい小鳥を保護することを目的とした団体を作っています。 A rich marine fauna ©Frédérique Legrand フランス領ポリネシアの海には、クジラ、サメ、マグロ、ウミガメ、イルカ、エイ、カニ、数多くの熱帯魚など、多種多様な海洋生物が生息しています。海やラグーンの生物多様性を守るために、高く評価を受けている古代からの習慣であるrahui(ラフイ)が行われています。この措置は、一定期間、一定の種類の海洋生物に対する漁業を禁じることで、その種を繁殖、繁栄させるものです。フランス領ポリネシア固有の生態系を保護、保全することは、持続可能なパラダイスアイランドにするうえで不可欠です。
「トラック」で巡るタヒチ島ツアー
フランス領ポリネシアのメインアイランドであるタヒチ島を巡るには、少なくとも1日は必要です。最もタヒチらしさを体験できるのは、伝統的なタヒチアンバスの「トラック」に乗って巡る方法でしょう。トラックで島を巡る楽しいツアー、Tere Fa'a'ati(テレ・ファアアティ)は、毎年1月に行われています。 タヒチ島はフランス領ポリネシアで最大で最も人口の多い島で、首都パペーテがあります。もともとは火山島だったために高地になっていて(低地の島や環礁はサンゴから作られています)、高い山々がたくさんあり、標高2,241mのオロヘナ山が最も高い山です。緑の茂る丘陵、渓谷、川や滝のあるタヒチ島は、ハイキングが好きな人には最高の旅先です。タヒチ島はタヒチの島々の文化の中心地であり、伝統的なダンスと音楽のお祭りであるヘイバ・イ・タヒチや、伝統的なスポーツ競技ツアロ・マオヒが開催される場所でもあります。プナアウイアにあるMusée de Tahiti et des Îles(タヒチ博物館)では、フランス領ポリネシアの歴史と文化について知ることができます。タヒチ島には黒砂、白砂ビーチがあり、タヒチの島々随一のサーフィンスポットになっています。白砂ビーチはタヒチ島の西海岸にあってラグーンに守られており、東海岸のビーチは岩がちの山地で黒い火山砂になっています。 トラックでタヒチ島を巡ろう Tere Fa'a'ati(テレ・ファアアティ)は、伝統的なタヒチアンバスの「トラック」で島巡りをするツアーで、ここ数年は毎年1月に開催されています。ツアーでは、本島のタヒチ・ヌイと半島のタヒチ・イチを巡ります。トラックはこのツアーのために花できれいに飾られ、乗客は自分のウクレレを持参し、色鮮やかでにぎやかなお祭りムードになります。行く先々で、みんなが歓声を上げ、手を振ってあいさつをしてくれます。このトラックはフランス領ポリネシアの伝統的なバスで、車内は常に陽気でとてもタヒチらしい雰囲気に包まれています。現在では、トラックのほとんどが、効率的な現代型のバスに替わってしまいました。 Trucks in Tahiti © Tahiti Tourisme Tere Fa'a'ati by truck in Tahiti © Tahiti Tourisme On board every truck, everyone's doing the bringue © Tahiti Tourisme ツアーは、乗客全員で楽しく朝食をいただいたあと、パペーテを朝7時頃に出発します。首都を出発してから最初に立ち寄るのは、東海岸にあるティアレイです。少し歩くと、伝統的なダンスショーを観覧できる滝へ到着します。次のスポットはファアオネにあるバイヒの滝で、神秘的な景色の中で新鮮なフルーツを楽しむことができます。ランチのあとはマラアの洞窟を訪れ、その後パエアへ向かい、再び伝統的なショーを鑑賞します。そしてパペーテへ戻る前に最後に立ち寄るのがヴァイライ・ビーチです。モーレア島の向こうに沈む夕日を見て、郷土料理を味わいます。 Mara'a cave © Tahiti Tourisme 首都パペーテ 滞在中はぜひパペーテを訪れてみましょう。「水のかご」を意味する首都パペーテは、活気に満ちた街で歓迎ムードが漂い、見どころもたくさんあります。 Gardens of the Assembly of French Polynesia © Assembly of…
パドルボード
幅広のロングサーフボードに、長いパドル。さあ、出発!タヒチの島々のラグーンをパドルボードで探検してみませんか。バランスを取れるようになるまで少し時間がかかるかもしれませんが、実はそれほど難しくありません。基本的に、パドルボードは落ちないように立ち上がることさえできれば、パドルボードに乗れるはずです! スタンドアップパドルとしても知られるパドルボードは、1950年代にハワイで考案されました。その名のとおり、大きなサーフボードの上に立ってパドルを漕ぐというものです。もともとこのスポーツは、パドルボードで要救助者を岸まで牽引していたライフガードによって考案されました。パドルボードは、2000年代初めに人気を集め、ラグーン周辺でのレジャーパドリング用、レース用、サーフィン用などの多種多様なボードが開発されました。タヒチの島々は素晴らしいラグーンとサーフィンに最適な波があり、パドルボードを楽しむのに理想的な場所だといえるでしょう。パドルボードを試したことがない方は、簡単なレッスンを受けてみると、人気の理由がすぐにわかるはずです。 ゆったり楽しんだり、スポーツをしたり パドルボードはタヒチの島々でとても人気があり、ホテルにもボードとパドルが用意されているはずです。とても簡単なので、初めてでもすぐにコツをつかめます。出発前に、帽子と環境に優しい日焼け止めクリームを用意しておきましょう。パドルボードは全身の筋肉、特に腹筋と上腕三頭筋のエクササイズに適しており、パドルボードの上に浮かんでヨガレッスンを受けることも可能です。 Paddle on a Raiatea river ©Tahiti Tourisme Initiation to paddle in The Islands of Tahiti ©Tahiti Tourisme Sunset paddle ©Myles McGuinness パドルボードをもっとスリリングに楽しみたいのなら、パドルボードを使った伝統的なサーフィンに挑戦してみると良いでしょう。波のブレイクポイントまで漕ぎ、そこから適切なタイミングでちょうど良い波に乗ります。サーフィンの最大の難関はボードの上に立つことですが、パドルボードの場合はすでに立っているという利点があります。重要になるのは、パドルを使って加速し、そして波の上でボードを操る技術です。パドルボードでサーフィンをするなら、タヒチ島のパペーテの東側にあるビーチがおすすめです。 その他の海のアクティビティ タヒチの島々は、あらゆるマリンスポーツを楽しむのに最適な場所です。パドルボード、サーフィン、カイトサーフィン、ウィンドサーフィン、フォイルサーフィン、パラセーリングなどを美しい海で楽しみましょう! Paddleboarding in Bora Bora ©Charlotte PIHO ボラボラ島、モーレア島、ライアテア島、フアヒネ島など、フランス領ポリネシアののどかな島々では、さまざまな海のアクティビティにトライできます。まったくの初心者でも心配はいりません。一流選手も、最初は初心者だったのです。海に出て、世界で最も美しいラグーンを満喫しましょう。
ポリネシアンカヌー「ヴァア」に乗ってみよう
ポリネシア文化に欠かせないアウトリガーカヌー。タヒチの人たちが、いつでも喜んで観光客に乗り方を教えてくれます。少々、失敗しても心配無用です。すぐにコツをつかめるようになります。 カヌーのことをタヒチ語で「ヴァア(va'a)」と言います。アウトリガー(アマ(ama))と呼ばれる船体の横に張り出した1本の浮きを支える2本の支柱(イアト(iato))が付いており、細長く、先が尖った形で、ラグーン内や外洋の航海に適した構造になっています。漁業に使われるヴァアは、レースで使われるヴァアよりも船体の幅が広くなっています。アウトリガーカヌーには2本のアマが付いていますが、伝統的なポリネシアの船は、双胴船にヒントを得て2つのヴァアをアマで繋げた双胴カヌーで太平洋を渡っていました。誰でもヴァアのレッスンを受けることができます。地元の漕手と競争できるほど上達するのは難しいですが、すぐに乗り方のコツをつかめるようになるはずです。また、ヴァアのレッスンでは、昔のポリネシア人が使っていた伝統航海術「トルヘ(trhe)」も学ぶことができます。 スピード重視の構造 1日の終わりに近づくと、たくさんのタヒチの若者たちが6人乗りのアウトリガーカヌー「V6」で海へと漕ぎ出し、ヴァアの国際大会に向けてトレーニングをしている様子が見られるでしょう。1人用カヌー「ヴヘイ(Vhey)」でラグーンを横切る人たちもいます。さまざまな種類のヴァアが、レース、釣り、モトゥへのピクニック、さらには水上バンガローに朝食を運ぶ手段として使われています。 Va'a, a traditional sport ©Tahiti Tourisme Va'a ride in the Marquesas ©Karl Shakur Va'a session at sunset © Hélène Havard ヴァアは単なる交通手段というだけでなく、フランス領ポリネシアとポリネシアン・トライアングルの島民たちの国民的スポーツでもあります。ポリネシア文化で重要なヴァアをヴァア大会で見ることができます。特に、ハワイキヌイ・ヴァアは世界的に有名です!この伝説的なアウトリガーカヌーレースはリーワード諸島で開催され、フアヒネ島からライアテア島とタハア島を経由してボラボラ島までの大海原を渡ります。3日間にわたり125kmのコースをひたすら漕いで、壮大なマティラ・ビーチを目指します。レースが開催される週は、驚くほど美しいソシエテ諸島がポリネシア文化とアスリートの勇姿で活気にあふれます。 スリル満点のヴァア ポリネシアン・アウトリガーカヌーは、タヒチの島々を訪れたらどこのラグーンでも必見です。一度、乗り方をマスターしたら、最高の経験になります。ヴァアは、かつて木の幹をくりぬいて作られていましたが、今は超軽量のファイバーグラス製で格段に速く、操縦しやすくなっています。パスでやってくる波に乗ろうとする1人用ヴァア「V1」や6人乗りの「V6」を観察することで、ヴァアを漕ぐスリルやスキルのヒントになります。 Discover Moorea by va'a ©Hélène Havard
モアナの世界を体験
ディズニーのアニメーション映画『モアナと伝説の海』(原題『Moana』、フランス語版は『Vaiana(ヴァイアナ)』)は、タヒチの島々からインスピレーションを得ています。ディズニーのクリエイティブチームがモーレア島、タヒチ島、フアヒネ島を訪れ、テ・フィティというキャラクターが誕生しました。ガイドと一緒に『モアナと伝説の海』の足跡をたどってみましょう。 ロマンチックなディズニーのアニメーション映画『モアナと伝説の海』は、タヒチの島々の美しい風景を元にして作られました。このヒット映画の製作過程において、タヒチの島々の文化、伝説、島民たちがヒントになっています。モトゥヌイ島の緑豊かな山々や白砂ビーチはモーレア島とフアヒネ島を組み合わせたもので、ポリネシアの伝説がストーリーのベースになっています。青く美しい太平洋に向かってヒットソング「どこまでも~How Far I’ll Go~」を歌ったモアナの足跡をたどりたいという人のために観光ガイドをご用意しています。 『モアナと伝説の海』のアクティビティ 映画の冒頭でモアナが友人たちと踊っている伝統的なポリネシアンダンス「オリ・タヒチ」を、Tamariki Poerani(タマリキ・ポエラニ)、Hei tahiti(ヘイ・タヒチ)、Tahiti Ora(タヒチ・オラ)などのダンススクールで習うことができます。モアナの島の中心部に住む島民たちは伝統的なポリネシアスタイルの生活をしています。ツアーを行っているArioi Experience(アリオイ・エクスペリエンス)でバスケットを編むタパ作りや音楽体験など、クラフトワークショップや異文化アクティビティに参加して、ポリネシア文化の伝統に浸ってみましょう。 Introduction to dance © Christophe Molinier Braiding initiation © Grégoire Le Bacon Introduction to sailing © Tahiti Tourisme モアナとマウイのように海原を航行してみたいなら、ヴァアカヌーのレッスンを受けることができます。タヒチの人たちは島々の行き来や漁業、スポーツにアウトリガーカヌーを使っていました。Moana Explorer de Teiva Véronique(モアナ・エクスプローラー・ドゥ・テイヴァ・ヴェロニク)で、星を使った古代の航海術を学んでみましょう。この学校は4校あり、モトゥ・アルエ(タヒチ島)、マリナ・オプホヌ(モーレア島)、パレア(フアヒネ島)、ティプ(タハア島)で学べます。 『モアナと伝説の海』のタヒチ文化 『モアナと伝説の海』に登場したもう1人の主人公がマウイです。パワフルな半神半人のマウイは、彼自身の歴史を表したタトゥーをたくさん体に刻んでいます。タトゥーはタヒチの島々で現在も受け継がれている伝統で、多くの観光客が本場のタヒチアンタトゥーを入れるためにタヒチの島々を訪れています。 The sailing pirogue or va'a taie © Tahiti Tourisme 『モアナと伝説の海』に登場する文化や伝統にもっと触れたいなら、Musée de Tahiti et des Îles(タヒチ島博物館)を訪れてみるのもいいでしょう。オセアニア中から集められた展示物は、映画のストーリーとなったテ・フィティ伝説のヒントになったポリネシアの万物創造の言い伝えを知ることができます。モアナのようにマンタと踊りたいなら、マウピティ島の美しいラグーンを訪れてみましょう。
カクテル&モクテル
ビーチで泳ぎ、山をハイキングした1日の終わりには、エキゾチックなタヒチアンカクテルで喉を潤すのが一番です。最も有名なポリネシアのカクテルといえばマイタイやピミャコラーダですが、アルコール、ノンアルコールを問わず、他にもたくさんあります。日焼けしたあなたに会いに来る友達とおウチでも楽しめるカクテルを紹介しましょう! バニラは、どんなカクテルやノンアルコールのモクテルに入れても大丈夫です。バニラの香りと万能なスパイスがドリンクを瞬時に甘いトロピカルな味にしてくれます。ココナツやマンゴーを入れると、「南太平洋」らしさがアップしますよ。 フランス領ポリネシアのカクテル バラエティ豊かなエキゾチックなトロピカルフルーツと伝統的なラムで作るカクテルが、タヒチの島々で人気があるのも納得です。マンゴー、オレンジ、キウィ、ライチ、バナナなど豊富な種類のフルーツは、そのままでもラムやウォッカ、リキュールなどで割ってもよし。ターコイズ色のラグーンに沈む夕日を眺めながら飲む一杯にピッタリ。 A moment with friends at the Bar © Overpeek Studio Happy Hour in Tahiti © Overpeek Studio A couple's cocktail in Bora Bora © Hélène Havard 伝統的なタヒチアンカクテル タヒチの島々で過ごすなら、おいしいタヒチアンカクテルを遠慮せず飲んでみましょう。特に人気のあるカクテルを紹介します。 Happy Hour © Overpeek Studio - マイタイは、タヒチアンパンチとしても知られるキング・オブ・カクテル。ラム、オレンジジュース、ライムジュース、オルジェーシロップ、グレナディン(ザクロ)シロップをミックスしたおいしいカクテルです。スライスしたオレンジとパラソルを載せると、飲むスピードをセーブしてくれます! - ピニャコラーダは、世界中のホテルのバーにある代表的なカクテル。ラム、パイナップルジュース、ココナツクリームが入っており、タヒチの島々をグラスに閉じ込めたようなドリンクです! - ノニジュースはノンアルコールのモクテル。抗酸化フルーツであるノニをライムジュースとハチミツで混ぜたドリンクで、しっかりとエネルギーもチャージしてくれます。 - ブルーラグーンは、タヒチの島々の海の色を彷彿させるカクテル。ウォッカ、ブルーキュラソー、レモネードを混ぜたものにスライスレモンを添えたドリンクで、島らしさが感じられます。
タヒチ島に関する興味深い事実
タヒチ島はフランス領ポリネシアで最も大きく、最もよく知られた島です。タヒチの島々はヨーロッパ全土とほぼ同じ面積を持ち、ソシエテ諸島、ガンビエ諸島、マルケサス諸島、ツアモツ諸島、オーストラル諸島の5つの諸島からなります。 タヒチの島々はどこからも遠い場所にあります。カリフォルニアから飛行機で8時間、ロンドンからは20時間。公用語はフランス語とタヒチ語ですが、観光地やホテルでは英語が話されるのが一般的です。フランス領ポリネシアといえば、白い砂浜と透き通ったターコイズ色のラグーンに囲まれた南洋の楽園というイメージを思い描くかもしれません。…実は、まったくその通りです。ですが、それだけではありません。タヒチの島々には雄大な山々、死火山、豊かな熱帯雨林、ファカラバ島のユネスコ生物圏保護区、ライアテア島の世界遺産、繁栄を続ける先祖代々の文化があり、あたたかく歓迎してくれることで有名な島民たちがいます。フランス領ポリネシアの5つの諸島には118の島が広がっており、滞在中にはできるだけ多くの島を訪れてみてください。 島々、モトゥ、上空からの景色 タヒチの島々で最も人気のある楽しい体験の一つに、モトゥへの訪問があります。モトゥとはタヒチ語で、大きな島のラグーン内にある小さな島を意味する言葉です。ボラボラ島には、サンゴ礁の周りに30近いモトゥが点在しており、中には端から端まで歩いても2-3分しかかからないような小さなものも。モトゥは、ココヤシの木で覆われていることが多く、浅瀬には美しい色とりどりのサンゴと熱帯魚が生息しており、シュノーケリングや水泳を楽しむのにぴったりな場所です。モトゥへの1日ツアーに参加すれば、ビーチでピクニックランチを楽しめます。 Motu at Rangiroa © Michael Runkel Enjoy a breathtaking view of our islands from aboard a helicopter © Grégoire Le Bacon MOOREA Nui Helicopters Sunset from a helicopter © Grégoire Le Bacon タヒチ島からフランス領ポリネシアの5つの諸島の主要な島々へは、国内線が運航しています。フライト中に窓の外を見てみると、青い太平洋の真ん中に浮かぶ孤島の周りにターコイズ色のラグーンが広がっているのが見えるでしょう。ボラボラ島、モーレア島、そしてツアモツ諸島の環礁は、空から見ると特に壮大で、Instagramに素晴らしい写真をアップしたくなります。ヘリコプターに乗ったり、飛行機をチャーターしたりして、写真を撮ることもできます! 気候と文化 ヨーロッパとほぼ同じ広さの面積を持つため、一つの諸島ともう一つの諸島で気候がわずかに変わるのは不思議なことではありません。ですが、平均気温は25度から30度であり、ほとんどの島が常夏です。乾季は5月から10月で、11月から4月は湿度が高くなります。 Meet the locals and discover Polynesian culture © Grégoire Le Bacon タヒチの島々を訪れている間、フランス領ポリネシアの豊かで活気ある文化に出会うことができるでしょう。伝統工芸、伝統料理、タトゥー、ダンスを体験すれば、より本格的で楽しい旅になること間違いなしです。
ツアモツ諸島:サンゴ礁とターコイズ色のラグーン
南太平洋の中心にあるツアモツ諸島は、まさに南国の楽園。ターコイズ色のラグーン、柔らかな白やピンクの砂浜、見事なサンゴ礁が広がる、絵はがきのように美しい南洋の諸島です。水中の景色は、水上から見る景色と同じくらい幻想的です。 「手つかずの南国の楽園」という言葉がこれほどぴったりな場所は、ツアモツ諸島以外にありません。さらにいえば、この荘厳な諸島にある約80のどの島や環礁にも当てはまる表現です。しかし、ツアモツ諸島の美しさは外観だけではないことは確かです。透き通った水の中に潜り込んだとき、その光景に誰もが息をのむでしょう。この水中景観を楽しむため、世界中からダイバーが集まります。 水中の楽園 フランス領ポリネシアは世界最大のサメの聖域で、その透き通った温暖な海には20種以上のサメが生息しています。ラグーンには、人間を襲わない小ぶりのカマストガリザメが暮らしています。無害とはいえ、カマストガリザメや堂々たる体躯のマンタと一緒に泳ぐのはとてもスリリングな体験です。ヨゴレザメやシュモクザメなどの大きめのサメは、魚がたくさんいるサンゴ礁の外側やパス(ラグーンと外洋の境界)に生息しています。これらの印象的なサメは残念ながら絶滅の危機に瀕しており、ランギロア島の Tore Tore(トレトレ)やMokarran(モカッラン)などの団体が保護と保全に取り組んでいます。 Divers_Fakarava©_Alexandre-Voyer Mao_Raira-of-FAKARAVA-©-Frederique-Legrand Friendly atmosphere in Rangiroa© Bernard Beaussier ツアモツ諸島の魅力は、サメと泳ぐことだけではありません。新しいグルメを体験したいなら、ぜひ「コロリ」を試してみてください。地元名物のホタテに似た貝です。新鮮な魚やライム果汁、ココナツミルクと一緒に調理されることが多く、トロピカルな味わいが口の中に広がります。ツアモツ諸島の人々の日常に浸るなら、タヒチアン・ゲストハウスに滞在することをおすすめします。諸島にあるほとんどの島では、このタイプ以外の宿泊施設はありません。家族経営のタヒチアン・ゲストハウスでは、温かく気さくな島の人たちの暮らしぶりを間近で体験できます。 ツアモツ諸島のおすすめアクティビティ 世界で最も大きく美しいラグーンのいくつかは、ツアモツ諸島にあります。特に、ランギロア島は世界で2番目に大きな環礁の島で、フランス領ポリネシア唯一のワイナリーがあり、ラグーンに浮かぶ小さな環礁のモトゥにブドウ園があるのは、世界で唯一このすばらしい島だけです!また、ランギロア島はタヒチアン・ブラックパールも有名で、島にある真珠養殖場で直接買うことができます。 A_nice-meeting-under-FAKARAVA's-surface-©-Frederique-Legrand ツアモツ諸島の主島の一つであるファカラバ島には、ユネスコ(の)生物圏保護区があります。驚異的な数と種類の海洋生物が、島やその周辺に生息しています。ツアモツ諸島を訪れたら、ティケハウ島も外せません。たくさんの見どころのなかでも、鮮やかなピンクの砂浜があるモトゥが魅力!このモトゥには、海鳥の巨大コロニーが形成されています。
ルルツ島の洞窟探検
オーストラル諸島の中心に位置するルルツ島は、自然と冒険を愛する旅行客にとって最高の旅行先となっており、島の壮大な洞窟は、世界中の地底探検ファンを惹きつけています。ルルツ島には約30の洞窟があり、探検して回ることができます。 ルルツ島の地質学的な特徴として挙げられるのが、洞窟が点在する石灰岩の崖です。探検できるものは約30あり、ここではそのうちのいくつかをご紹介しましょう。 洞窟の島 数多くの険しい石灰岩の崖が、ルルツ島の波乱に満ちた地質的な過去を物語っています。崖には洞窟が点在し、島を訪れたフランス大統領にちなんで名づけられた「ミッテラン洞窟」など、探検できるものが多くあります。巨大な鍾乳石や石筍が見られ、洞窟の中はまるで大聖堂のよう。タヒチアン・ゲストハウスに頼めば、ガイド付きの洞窟ツアーを企画してもらえるかもしれません。洞窟にまつわるさまざまな伝説や物語をぜひ学んでみてください。 Ana-Aeo-©Gregoire-Le-Bacon Ana-Taupee-©Gregoire-Le-Bacon Ana-Aeo-©Gregoire-Le-Bacon また、アナタウペエ洞窟も訪れる価値があります。崖の中腹にあるため、訪れる際にはガイドの同伴が必須です。この洞窟は入り口が恐ろしい見た目であることから、「モンスターマウス」として知られていますが、一歩中に入れば、太平洋を見渡す素晴らしい景色が広がっています。7月から11月の繁殖期には、眼下を泳ぐクジラを見ることもできます。 洞窟からルルツ島の奥深くを探る ルルツ島には、「すすり泣く洞窟」という意味のアナエヴァ洞窟をはじめ、たくさんの洞窟があります。ここにはかつて島民が住んでいたそうです。各洞窟には、野生の人食い鬼女ヒナのような独自の伝説が残されています。ヒナの洞窟の床は手編みの敷物が敷かれていたとか。空港の近くにはトゥプマイ洞窟もあります。内部は2つの階層に分かれており、壁は貝殻で覆われ、その洞窟が10万年以上前に形成されたことを物語っています。 Meet the courageous-inhabitants-of-Rurutu-©-Gregoire-Le-Bacon もちろん、ルルツ島には洞窟以外の見どころも盛りだくさん。ダイビング愛好家やホエールウォッチャーは、「クジラの島」として知られるこの島の魅力に心躍ることでしょう。壮大なサンゴ礁では、驚くほど多様な海洋生物を観察することもできます。そうは言っても、ルルツ島の最も素晴らしい財産は、温かい心を持った島民なのかもしれません。地元の人に出会ったら、ぜひ島のことを尋ねてみてください。きっと喜んで文化や伝統について語ってくれることでしょう。
タイタア山の山頂でセルフィー
タイタア山の高さは海抜422m。その山頂を目指すハイキングコースはタヒチの島々で人気が高く、頂上まで登れば、島全体とラグーン、その向こうに広がる太平洋を見渡せる壮大なパノラマビューが待っています。 ツブアイ島は、タヒチ島から飛行機で1時間30分。ツブアイ島を訪れたら、タイタア山の山頂を目指すのはほぼ義務だといってもいいでしょう。地元の人も、「タイタア山のてっぺんに登らないと、ツブアイ島に来たとはいえない」と言っています。19世紀、有名な探検家であるサミュエル・ウォリスとジェームズ・クックは、ツブアイ島は緑豊かな山々とターコイズ色の透き通ったラグーンに恵まれ、これまで目にした中でも有数の美しい島であると認識しました。バウンティ号の反乱軍もこの島を気に入ったのですが、島民たちは彼らを好ましく思わず島から追放しました。オーストラル諸島は信じられないほど美しく、滞在中はその美しさをカメラに収めることに多くの時間を費やすことになるでしょう。タイタア山の山頂から眺める景色は、Instagramでたくさんの「いいね!」をもらえることは間違いありません! タイタア山の山頂から望む360度のピュアな美しさ タイタア山の山頂に続くコースはいくつかあり、難易度が一番低いのは道幅が広いものです。フランス領ポリネシアでの山登りの多くがそうであるように、タイタア山も見かけほど簡単に登れるわけではなく、実際、頂上付近は少しハードになっています。ご利用の宿泊施設にて、地元ガイドを手配することをおすすめします。山頂までは1時間30分ほどかかるため、ハイキングに適した靴、帽子、十分な水をご用意ください。ついに登りきったら、タヒチの島々のなかでも有数の絶景を望むことができます。 View of Tubuai © Tahiti Tourisme Lychees on the tree © Léa Parizot Motu in Tubuai © Frédéric Cristol 頂上まであと少しのところはかなり体力が必要で、最後の数メートルは手を使ってよじ登らなければなりません。山頂に立つと、白く長い尾をたなびかせながら、一糸乱れず空中を舞う南国の鳥の群れを眺めることができます。この鳥はタヒチ語でビニと呼ばれ、地元の携帯電話サービスの名称にもなっています。タイタア山のハイキングコースは、毎年11月に開催される大人気のクロスカントリー大会「レイド・レイシ(Raid Litchis)」のコースの一部となっています。大会は「ヤング」、「ファン」、「ベテラン」、そしてトップアスリート向け「エリート」の4つのカテゴリーに分かれています。 ツブアイ島のその他のアクティビティと観光スポット タイタア山の山頂から戻ってきたら、リフレッシュするために美しいラグーンで水浴びをして一息つきましょう。ツブアイ島の砂浜はすばらしく、ビーチの砂は13種類もあります! Tavana beach in Tubuai © Evaina Teinaore ツブアイ島には、特にサンゴ礁の観察にぴったりのすばらしいダイビングスポットがいくつかあります。ほかにも、電動自転車をレンタルして島を見てまわったり、考古遺跡を訪ねたりできます。タアフアイアに立ち寄って、再建されたフォート・ジョージを訪れるのもいいでしょう。ここは、フランス領ポリネシアと英国の両者にとって歴史的価値の高い場所です。この要塞はもともと、島民たちの意に反してツブアイ島に住み着こうとしたバウンティ号の反乱軍によって建設されました。血みどろの争いを繰り返した結果、島民たちはなんとか反乱軍を追放し、ツブアイ島から逃げ出した反乱者たちはやがてピトケアン島に定住しました。
アヒマアに参加しよう
アヒマアは、タヒチの島々でのお祝いの席で必ずといっていいほど登場します。伝統的な土かまどのことで、準備にはかなりの手間がかかります。かまどとはいえ実際には地面に開いた穴のことで、真っ赤に焼けた火山石を敷き詰めて、食材を蒸し焼きにします。石は前日の晩から火で焼いて温めておきます。 ルルツ島では土かまどはウムアイと呼ばれ、結婚式などの特別な日には島をあげて準備に取り掛かります。ボラボラ島やモーレア島、フアヒネ島、マウピティ島などその他の島でも、アヒマアの伝統は今もなお盛んに行われています。アヒマアとは昔のタヒチ語であり、「アヒ」は「火」、「マア」は「食べ物」を意味します。アヒマアは伝統的に、盛大な祝いの席でのごちそうを用意するために使われていました。宣教師たちが毎週日曜に家族で特別な食事をするという考えをもたらしたことで、ほとんどの家庭にアヒマアのかまどが普及しました。今日では、誕生日や結婚式、その他の大切な行事など、特別な日を祝うときにアヒマアが使用されます。アヒマアのかまどで調理した食材は、煙で燻されたスモーキーな味がほんのり感じられ、ジューシーなおいしさが特徴です。 アヒマアの準備 アヒマア(土かまど)を準備するのに最も大切なことは、忍耐力です。食事の前日から大きな穴を掘り、その中にココナツの殻、小枝や枝木を敷き詰めます。そして、その上に大きな火山石をいくつも置き、敷き詰めた木に火をつけます。翌朝までに石は真っ赤になるほど熱くなります。それから食材をバナナの葉で包み、焼き石の上に乗せ、かまどを閉じます。食材に火が通るまでさらに数時間かかります。鶏肉、豚肉、魚、パンノキ、タロイモ、フェイ(バナナ)、さつまいもなど、手間はかかりますが、その分驚くほどジューシーに仕上がります。 美食家や食通たちにとって、かまどを開けるのは一番のお楽しみの瞬間。土かまどからさまざまな食材が混ぜ合わさった香りが漂ってくると、突然、何時間もかけて準備したことがすべて報われた気分になります。アヒマアの土かまどで調理してできるのが、ポリネシアの伝統料理であるマアタヒチ。エイア(海で取れた新鮮な魚)やプア・オビリ(野生の豚)に、ウル(パンノキ)、タロイモ、フェイ(バナナ)、ファファ(ほうれん草)などを添えた豪勢な料理です。通常、デザートには土かまどで調理されたポエ(フェイやパパイヤなどの果物とキャッサバ粉で作る甘みの強いプリン)が出され、ココナツミルクをかけていただきます。 Ahi-Maa-©-Tahiti-Tourisme Traditional oven ©-Tahiti-Tourisme Maa-Tahiti-in-Moorea-©-Tahiti-Tourisme アヒマアの準備は前日から始まり、調理自体には4時間ほどかかります。環境にやさしい土かまどでの調理法に合わせ、プラウ(ハイビスカスの一種)の葉で作ったお皿、ココナツを半分にしたボウル、竹でできたコップなど、同じく環境にやさしい食器を使います。 Preparing-Maa-Tahiti-©-Tahiti-Tourisme タヒチの島々に滞在中は、ぜひ次の料理をお試しください。ポワソン・クリュ・オ・レ・ド・ココ、プーレ・ファファ(鶏肉とほうれん草のココナツミルク煮)、バナナ・ポエ、ファラオア・ウト(ココナツブレッドのようなパン)。冒険したい気分のあなたには、有名なファファルがおすすめ。発酵した海水に魚を漬け込んだ、強烈な匂いを放つ料理です。匂いはきついですが、味はとてもおいしいのでご安心ください!
ピンクに染まった最高のビーチ
タヒチの島々は、見事なターコイズ色のラグーンと絵はがきのように美しい真っ白な砂浜で知られる旅先です。しかし、フランス領ポリネシアのいくつかの島々はこれ以上の魅力を持っています。それが、ピンク色の砂浜です!このユニークな宝を思う存分自由に写真に撮ってお楽しみください。家には持ち帰らないでくださいね! ボラボラ島、モーレア島、タヒチ島。この島の名前を聞くだけで夢が膨らみます。しかし今日は、タヒチの島々にあるもう一つのすばらしい自然の宝をご紹介します。それは、ツアモツ諸島のティケハウ島とランギロア島にあるピンクの砂浜です。ピンク色の正体は、有孔虫と呼ばれる赤みがかったピンク色の殻を持つ微細な単細胞生物。この驚くほど美しいビーチをただ眺め、写真を撮り、感動を味わうために世界中から旅行者が訪れます。ティケハウ島では、スキューバダイビングやシュノーケリング、海水浴に行ったり、モトゥを見てまわるボートツアーを楽しむことができます。ランギロア島は、スキューバダイビングやシュノーケリングをするには絶好の場所です。この島にはほかにもたくさんの魅力があり、なかでも一番重要なのがワイナリーです!ラグーンの真ん中に浮かぶモトゥにあるブドウ園は、世界でもここヴァン・ド・タヒチ(Vin de Tahiti)だけです。おいしい白ワインとロゼワインは、ランギロア島の白やピンクの浜辺でのピクニックにぴったりです。 ティケハウ島のピンクの砂浜 ティケハウ島には、タヒチの島々でも随一の美しさを誇るビーチがあります。柔らかな白い砂がどこまでも続くビーチもありますが、最も壮観なのはピンクの砂のビーチです。ピンク色の正体は有孔虫と呼ばれる単細胞生物。この生物の赤みがかった殻が何百万年もかけて砂浜に堆積していったのです。ピンクの砂浜だけでなく、ティケハウ島のラグーンにも見逃せない魅力がたくさんあります。フランスの有名な探検家ジャック・クストーは、この島は世界で一番魚の種類が多いと述べています。トビエイ、パス(外洋との境界)で群れるバラクーダ、マグロ、シュモクザメ、メジロザメ、ウミガメ、イルカ、マンタ。数えきれないほどの海の生き物たちと出会えるでしょう。柔らかな白い砂やピンクの砂の雄大なビーチ、ココヤシの木、見事なラグーンに恵まれ、人口はわずか500人ほど。ティケハウ島は、南洋の島を象徴する楽園です。 Pink sand beach of Tikehau © Teriitua Maoni Pink sand beach of Tikehau © Teriitua Maoni The pink sand beaches of Tikehau © Lei Tao Zoom on the pink sand beaches of Tikehau © Teriitua Maoni ランギロア島のピンクの砂浜 ランギロア島の中心集落のアバトル村からボートで1時間強の場所にあるピンクサンド・ビーチ(Les Sables Roses)。圧倒的な魅力を放つこの砂州は、世界で2番目に大きなラグーンにあります。ターコイズ色の透き通った浅瀬に、まばゆいピンクの砂が約150mにわたって続いています。とても幻想的で、現実とは思えないほどです。写真を撮るときは、タオルなど何か白いものを一緒に写してください。そうしないと、友達に見せたとしても写真を加工したと思われてしまいます! View of the lagoon with a motu in the…
ライババエ島にあるスイミングプールのモツでピクニック
柔らかな白砂、ヤシの木、ターコイズとブルーのグラデーションが美しい透明で暖かい海なんて、素敵だと思いませんか?典型的なポリネシアの漁船に乗って、オーストラル諸島にあるライババエ島の美しい海に浮かぶ無人島へ行ってみましょう。 ライババエ島の美しいラグーンにあるモツ・バイマヌには、本当に絵葉書のような風景が待っています。モツ・ピシン(スイミングプールのモツ)として知られるこの島は、実際には3つの小島が一つになって2kmにわたるきれいな白砂ビーチを作り出しています。そのビーチが、ターコイズとブルーのグラデーションに染まる本当に美しい透明な温かいプールを囲んでいます。ツアモツ諸島やフランス領ポリネシアにある他のどの島でも見られるような見事なビーチです。本島からモツ(小島)までは船で行ったり、対岸にあるタヒチアン・ゲストハウスに滞在するならカヤックでラグーンを渡ることもできます。モツ・バイマヌはオーストラル諸島の数あるお宝スポットの1つです。タヒチの島々に滞在するなら、あまり知られていない、すばらしいオーストラル諸島で数日間過ごしてみてください。 ライババエ島のスイミングプールのモツで過ごす1日 船に乗れば短時間で、もしくは宿泊先が近い場合はカヤックで渡ると、モツ・ピシン(スイミングプールのモツ)へ行くことができます。このモツは小島が細かく連なり、ピュアで柔らかな白砂で、円に近い形をしています。円型の内側は信じられないほど美しいターコイズとブルーのグラデーションで透明な海水が湛えられています。ここは、間違いなくタヒチの島々で最も絵画のように美しいスポットの1つです。一度、モツ・バイマヌに足を踏み入れたら、帰りたくなくなるのでご注意を! Motu Vaiamanu beach in Raivavae © Grégoire Le Bacon The sands of motu Vaiamanu stretch to infinity © Grégoire Le Bacon Picnic on the motu at Raivavae © Grégoire Le Bacon ライババエ島は静かな島で、美しい見どころがたくさんあります。モツ・ピシンまたはスイミングプールのモツとして知られるモツ・バイマヌは、紛れもなく最も美しいモツと言えるでしょう。ターコイズ色の水は温かく、泳ぐには十分な深さがあり、一方に太平洋、他方にはタイタア山を望める絶景が楽しめます。このモツの日差しはとても強いので、十分な飲み水と環境にやさしい日焼け止め、Tシャツ、帽子を忘れないようにしましょう。そして、もちろんカメラもお忘れなく! オーストラル諸島の動植物 白砂ビーチでは実にいろいろな種類の貝がらを見つけることができるでしょう。海中にはカラフルなオオジャコガイもいます。モツ・ピシンの片側はサンゴ礁で区切られているため、たくさんの熱帯魚を見ることができます。ライババエ島は、農業がさかんな島で、主な作物は、タロイモ、コーヒー、マンゴー、バナナです。 Motu piscine in Raivavae ©_Grégoire Le Bacon _ LionAiles このすばらしい環境の保護、保全は、島民たちにとって非常に重要なことであり、持続可能なエコツーリズムの発展が優先事項となっています。その一環として、島民たちは可能であればモーターボートではなく、伝統的なアウトリガーカヌーのva'a(ヴァア)で海を渡るようにしています。まさに楽園のオーストラル諸島。そのありのままの姿を維持するために、あらゆる取り組みが行われています。
カタマランボート(双胴船)の帆を揚げて出港しよう
フランス領ポリネシアでの最高の楽しみ方といえば、ヨットやカタマランボート(双胴船)で島々を巡るクルージング。自分でボートを借りて操縦することもできますし、スキッパーとクルー付きのオールインクルーシブのパッケージを予約して、のんびりと景色を楽しむこともできます。あなたもセーリングクルーズで、タヒチの島々の美しさに出会えるでしょう。 タヒチの島々をセーリングで楽しむバケーションはまるで夢のようです。ターコイズ色のラグーンと島々を次々と巡りながら、それぞれの立ち寄り先にある固有の美しさや魅力、地元の人々と出会い、その文化と伝統を学ぶ素晴らしい時間。進路を定め、風にペースを任せて。立ち寄る時間を長めにとって、タハア島のバニラ農園、ライアテア島のタプタプアテアのマラエ、ボラボラ島のマティラ・ビーチを訪れてみましょう。その後、ツアモツ諸島、マルケサス諸島、オーストラル諸島、ガンビエ諸島に向けて旅を続けましょう。可能性は無限で、美しさは至るところにあります。シンプルにヨットやカタマランボート(双胴船)をチャーターするのも良いですし、スキッパーとクルー付きのオールインクルーシブのパッケージなら、後はリラックスして景色を眺めて楽しむだけです。ポリネシアの最初の航海者たちがしたようにタヒチの島々を巡り、この南洋の楽園の魅力を満喫してみてはいかがでしょうか。 カタマラン・クルーズ(スキッパー付きまたはスキッパーなし) ボラボラ島のシルエットがゆっくりと近づいてくるなか、カタマランボート(双胴船)の船首のネットの上に寝そべって日光浴をしているところを想像してみてください。夢の詰まったワンシーンです。スキッパーとクルー付きのカタマランボート(双胴船)のチャーターは、楽園であるフランス領ポリネシアの島々を巡る理想的な方法だといえます。島々のラグーンや環礁はサンゴ礁に守られているため、海にあまり慣れていない人でも快適にセーリングを楽しめます。穏やかな海と優しい風が、あなたをタヒチ島、モーレア島、フアヒネ島、ライアテア島へと導いてくれます。島から島へと旅をし、タヒチの島々の終わりのない美しさを堪能しましょう。 あなたが経験豊富なスキッパーなら、カタマランボート(双胴船)のチャーターのみでも良いですし、そうでないなら、友人や家族とスキッパー付きのチャーターを予約すると良いでしょう。そうして進路だけ決めれば、操縦を任せて景色を楽しむことだけに集中できます。調理をするのが面倒な場合は、炊事担当のクルーを雇うのもおすすめです。また、パペーテから出航するカタマラン・クルーズで客室をレンタルすることもできます。ボラボラ島の美しいラグーンに向けて出発しましょう。ポリネシア人の航海スキルはとても高いことで知られていますので、安心してクルーズをお楽しみください。なんと、古代のポリネシア人たちは、星の位置と自然からのヒントを頼りに海を渡っていたのです! その他の海のアクティビティ カタマランボート(双胴船)でバケーションを過ごす予定ではないけれど、たまにはセーリングに出かけたいという方には、ボートツアーへの参加がおすすめです。昼間は大海原の魅力を満喫しつつも、夜には陸で過ごすことができる完璧なソリューションとなっています。 ラグーンでのボートツアーには、マスクとシュノーケルをお忘れなく。ガイドがマンタやウミガメに囲まれて泳げる絶景ポイントへとご案内します。自由時間には、カヤックやパドルボードでラグーンを訪れることができます。ビーチを出発して、人のいないモトゥ(小島)に向かい、透き通った暖かい海で熱帯魚を眺めてみては。ファカラバ島やティケハウ島での絶景には思わず目を疑うはずです。
遠洋フィッシング(沖釣り)
フランス領ポリネシアの海は、スリルを求める遠洋フィッシングの釣り人たちに絶好の場所です。マカジキ、マグロ、マヒマヒ、ジャックフィッシュなど、南太平洋では世界最大級の魚が釣れています。アマチュアの釣り人のトゥムイさんは釣りから戻ると、「約45分にわたってマカジキと格闘したよ」と水揚げしながら語りました。地元の釣り人たちと遠洋に出かけ、大きな魚に対抗できるかチャレンジしてみましょう! 当然ながら、釣りはタヒチの島々の文化に欠かせない要素となっています。透明なブルーの海に1日出れば、フランス領ポリネシアの釣りで大切なことをすべて教えてもらえるでしょう。壮大な山々と美しい砂浜をバックに、最大級の大物が釣れそうなベストスポットへ行ってみましょう。釣りはフランス領ポリネシアで厳しく規制されており、産業としての釣りは一切禁止されています。rahui(ラフイ)という古代の慣習が現在も行われており、1年のうちの一定期間、特定のエリアにおける特定の種類の魚を捕ることを制限しています。そうすることで、生物多様性が守られるようにしているのです。サメなどの特定の種類では捕獲が許されている大きさがあり、それを下回る小ぶりな海洋生物は、いかなる場合においても捕ってはいけません。また、船の係留所内で捕まえた魚の内蔵を取って洗うことも禁止されています。 スポーツフィッシング 太平洋中から釣り人たちが、大物を釣ろうとフランス領ポリネシアの海へやってきます。地元の釣り人たちは海中の魚の群れを見つけるために海鳥を使います。海鳥が向かう場所には大きな魚がいるのです。マグロ、ジャックフィッシュ、マヒマヒ、キングフィッシュはもちろん、マカジキや立派なバショウカジキがよく釣れます。フランス領ポリネシアの海で釣れる魚は、どの海でも見つからないほどの最大級の大物がいるため、コンテストの終わりに行われる計量は、スリルのあるイベントになっています。また、同じ船内にいる釣り人同士で、一番の大物を巡って競うのもいいでしょう。濡れてもよい服装と帽子、たっぷりの日焼け止めを忘れないようにしましょう。 Deep sea fishing ©Tahiti Tourisme Back from a successful fishing trip in The Islands of Tahiti ©Tahiti Tourisme Deep sea fishing ©Denis Grosmaire 大物を釣りたいなら、タヒチの島々で使われているさまざまなテクニックに興味があるでしょう。流し釣り、エサ釣り、ジギング、タヒチ語でpoito(ポイト)と呼ばれる古代ポリネシアのテクニックを使った浮き釣りなどがあります。イワシを針に付け、浮きの付いた一定の長さの釣り糸に石のおもりを付けて海に投げ入れます。浮きが上下に動くと、マグロが針にかかった証拠です。そしてここからが大変で、手で魚を引き上げます。定期的に釣りコンテストが開かれ、はるばる米国やニュージーランドから船がやってきます。 釣り以外の海のアクティビティ フランス領ポリネシアで釣りをするなら、ボラボラ島、タヒチ島、モーレア島、ライアテア島、フアヒネ島、ツアモツ諸島がオススメです。釣りをしない人でも、タヒチの島々では海のアクティビティがたくさんあります。シュノーケリングやダイビングなどは、魚を捕らずとも見て楽しむことができます。 The poti marara (Polynesian boat) ideal for deep-sea fishing ©Denis Grosmaire 遠洋に出て大物の魚を釣ることだけが、楽しみではありません。透明な海で魚たちを観察したり、シュノーケリングやシースルーのカヤックでパドリングしたり、グラスボートツアーでも魚を楽しめます。タヒチの島々のラグーンで楽しめる海のアクティビティは、サーフィン、パドルボード、ウィンドサーフィン、パラセーリング、水上バイクや、タヒチならではのカタマラン(双胴船)でのサンセットクルーズなど、他にもたくさんあります。
タヒチの島々のサンゴ
ターコイズ色のラグーンの海底に広がる見事なサンゴは、タヒチの島々での最も素晴らしい財産の一つであり、フランス領ポリネシアの海洋生態系にとって欠かせない存在となっています。透き通った温かな海でダイビングをして、この壮大な自然遺産の豊かさを堪能してみてはいかがでしょうか。 タヒチの島々で体験できるアクティビティの中でも特に人気なのが、サンゴ礁の探索です。サンゴは、多くの種が生存する上で欠かせない存在となっています。フランス領ポリネシアには、1,000種類以上の魚と150種類以上のサンゴが生息していますが、地球温暖化とマスツーリズムの影響を受け、サンゴは今や厳格な保護の対象となっています。ボラボラ島、モーレア島、タハア島、ライアテア島といったのどかな島々の周りでは、サンゴ礁が壮大なラグーンを形成しています。ソシエテ諸島から遠く離れたツアモツ諸島のランギロア島は、世界で2番目に大きなラグーンであり、サンゴ礁を探索するのに理想的な場所です。探索の際には、サンゴ礁を傷つけてしまわないように注意してください。また、サンゴの収集は厳しく禁じられていることもご留意ください。 ダイビングでサンゴ礁を探索 ランギロア島、ファカラバ島、ティケハウ島などのツアモツ諸島でスキューバダイビングをして、サンゴ礁に生息する豊かな海洋生物を観察しましょう。これらの環礁は、マルケサス諸島などで見られる高くそびえる火山島とはまったく異なります。透き通ったラグーンやパスでのダイビングやシュノーケリングは、ユニークで忘れられない体験となるでしょう。 Water broom in Fakarava © Frédérique Legrand Corals in Tahiti © Myles McGuinness Coral in The Islands of Tahiti © Grégory Lecoeur ランギロア島やファカラバ島でダイビングをするときは、パスに向かう潮の流れに身を任せましょう。そうすることで、簡単に深くまで潜ることができ、ブダイ、ナポレオンフィッシュ、チョウチョウウオ、エンゼルフィッシュ、ヤガラ、タコ、ウナギなどの多種多様な海洋生物が生息する壮大なコーラル・ガーデンにたどり着けます。ファカラバ島はユネスコの生物圏保護区に指定されており、多くの種が保護の対象となっています。タヒチの島々の海では、マンタ、サメ、ウミガメ、イルカ、クジラを観察することもできます。 寄付する 環境保護、ポリネシア文化の祭典、地域社会の福祉向上にご協力ください。HINA基金のプロジェクトの一つを支援することで、あなたの寄付は連帯と持続可能性の意義あるジェスチャーとなります。 寄付する サンゴの探索と保護 サンゴ礁は非常にデリケートで、タヒチの島々ではその保護と保存が最も重要な課題となっています。テ・マナ・オ・テ・モアナ協会は、多くのホテルやツーリズム関係者と協力して、コーラル・ガーデンを探索する特別ツアーを旅行客に提供しています。 Replanting coral in Tahiti Et Ses Îles © Myles McGuinness 豊かな海洋遺産の保護に貢献できる簡単な方法があります。フランス領ポリネシアでは、環境にやさしい日焼け止めを使用するようにしましょう。もっとアクティブに取り組みたい場合、コーラル・ガーデナーズ協会を通じて、タヒチ島とモーレア島でサンゴを養子にするプログラムに参加しましょう。このプログラムでは、サンゴを苗床から実際の海へと植え付けることができます。植え付け後は、定期的に成長の様子をお知らせしてもらえます。
タヒチ島の滝
タヒチの島々は熱帯気候のため、晴れている日が多いですが、1年の中で雨が激しく降る時期もあります。タヒチ島は山がちな島なので、その雨は次第に沿岸へと流れていき、多くは滝となって流れ落ちます。 タヒチ島はフランス領ポリネシアで最も観光客の多い島です。もちろん、国際空港があるということもありますが、沿岸の素晴らしい景色や緑豊かな山々のある島内も人気の理由です。島には緑豊かな田舎を散策できる特別なハイキングコースがあります。その中でも特に素晴らしいコースの1つが、パペノオ渓谷にあります。山々を望める景色は息をのむ美しさです。コースの多くが美しい滝へと繋がっており、常に印象的な景色を楽しめます。とても壮観な滝の数々を見逃すことのないよう、ガイドサービスを利用するといいでしょう。 タヒチ島の滝 タヒチ島の北にあるパペノオ渓谷への1日ツアーでは、トパタリ滝、バイハルル滝、プラハ滝へ行きます。足元にシダやコケが茂るなか、浅瀬を歩くとプラハ滝の絶景が見えます。滝の下の浅瀬には害のない大ウナギがクネクネと泳いでいますが、歩いて渡ることができます。滝までのハイキングは森の中にある日陰のコースを行くので、日差しを避けられ快適です。タヒチ島の東にあるファアオネのバイヒ滝もまた、とても静かで気持ちのよい日陰スポットなので、タヒチ島巡りのピクニックに最適です。 Waterfalls of The Island of Tahiti ©Grégoire Le Bacon Tahiti Nui Helicopters Experience a magical moment under a waterfall ©Overpeek-Studio Water in the middle of nature © Myles McGuinness ピラエ地区にある渓谷の1つ、ファウタウア渓谷は、かなり高地にあり、とてもすばらしいスポットです。このコースは半日がかりになるので、しっかりとしたウォーキングシューズやブーツを履くようにしましょう。また、十分な飲み水も必要です。このコースでは、あまり人に会うことはありません。気軽にチャレンジできるハイキングなら、タヒチ島北部のファアルマイにあるトロワ・カスケード(三本滝)です。タヒチの栗の木の森を抜ける短い人気コースで、三本滝の1本目へ向かいます。バイマフタ滝と呼ばれる滝で、その落差は圧巻の80mです。 モーレア島の滝 タヒチ島からフェリーでわずか30分で行けるモーレア島は、絵画のように美しい島です。壮大なブルーの海、美しいビーチ、緑豊かな山が連なる島内にはすばらしい滝もいくつかあります。その中で最も壮観なのが、アファレアイツの滝です。 Impressive waterfalls in The Island of Tahiti © Tahiti Tourisme 「アファレアイツ」とは、この滝の近くにあるモーレア島南東の村の名前にちなんでいます。タヒチの島々で最も高い滝というわけではありませんが、間違いなく最も美しい滝の1つでしょう。水はゆっくりと崖の横を滑り、静かで美しい浅瀬の中へと落ちていきます。この絶景スポットへのハイキングは、それほど大変なものではなく、所要時間は約1時間ほどです。
ボラボラ島を一度は訪れるべき理由
ボラボラ島は、地球上で最も美しい場所の一つといわれています。太平洋の真珠として知られる楽園の島には、透き通ったラグーン、圧巻のサンゴ礁、どこまでも続く白砂のビーチ、緑豊かな熱帯植物の森林が広がっています。世界中の人が一生に一度はボラボラ島に訪れたいと夢見るのも無理はありません。
ボラボラ島のボートツアー
世界で最も美しいといわれるボラボラ島のラグーンを思う存分楽しんでみませんか。モトゥでのピクニック、すばらしい水中景観を見ることができるシュノーケリングやダイビングのツアー、ロマンチックなサンセットクルーズ。ボラボラ島には、海へ出かける理由がたくさんあります。
モトゥでのピクニック
柔らかくて温かい砂、きらめくターコイズブルーのラグーン。海水浴やシュノーケリングを楽しんだ後は、少し小腹が空いてくるでしょう。ラッキーなことに、浅瀬にテーブルがセッティングされ、美味しいポワソン・クリュとフレッシュココナツジュースが並んでいます。タマアマイタイ!(召し上がれ!) モトゥは、タヒチ語で「小島」という意味であり、タヒチの島々の中で最ものどかな場所です。モトゥへの訪問は、どの島でも主要な観光アクティビティとなっており、短距離のボートトリップや、伝統的なアウトリガー・カヌーでの小旅行なら、ほんの数分でラグーンを横断できます。モトゥとは小さな小島のことで、柔らかな白砂のビーチがあり、透き通ったターコイズブルーの海に囲まれています。モトゥでピクニックをする傍らラグーンで一日を過ごす体験は、ボラボラ島、モーレア島、フアヒネ島、タハア島、マウピティ島ではどの島でも、ソシエテ諸島で非常に人気があります。また、ツアモツ諸島、ガンビエ諸島、オーストラル諸島でも同様に人気があります。ピクニックのメニューは通常、美味しいポワソン・クリュであることが多いですが、中には昼食のために釣りをして、そのままビーチでバーベキューをするガイドもいます。お食事の後には、冷たいフルーツジュースか、摘みたてのココナツジュースをどうぞ。 ラグーンのピクニックツアー モトゥには誰もいないことがほとんどで、そこにいるのはあなたとツアーガイド、そして他の参加者だけ。まさに「ロビンソン・クルーソー」の物語のようです。昼食は、水中にセッティングされたテーブルで、足元を水に浸しながらいただけます。熱帯魚やエイが近くに泳いできても、食べ物を与えないようにしてください。人間とは食べるものが異なりますし、人間が介入せずとも自然界の中でうまくやっていけますので心配無用です。昼食後には、海岸まで散歩して、心地良い波の音を聞きながら日陰で昼寝をしてみてはいかがでしょうか。 Picnicking on a motu (islet) in Bora Bora © Grégoire Le Bacon Picnic on the motu at Raivavae © Grégoire Le Bacon Waterfront picnic © David Kirkland 旅行客なら、モトゥでのピクニックを一度は体験してみたいものですが、モトゥは繊細な生態系であることを覚えておくことが重要です。生態系を守るために、あなたにも簡単にできることがあります。環境にやさしい日焼け止めクリームを使い、ゴミは必ず持ち帰り、熱帯魚に食べ物を与えないようにしましょう。昼食後、ココヤシの木陰で昼寝を楽しめますが、慎重に場所選びをしましょう。ココヤシの実がビーチにドサッと落ちる音を聞いたことがある人なら、実が落ちてきそうな場所に寝転がるのは大変危険なことだとわかるでしょう。 おすすめの郷土料理 人のいないモトゥでのビーチピクニックの定番メニューは、ポワソン・クリュ・オ・レ・ド・ココです。タヒチの島々で愛されているこの料理は、ラグーンの温かく澄んだ水に足を浸しながらテーブルでいただくと、なぜか一層おいしく感じられます。 Ma'a Tahiti with raw fish and yams © Tahiti Tourisme 前菜としてポワソン・クリュが提供され、その後にグリルした魚料理が出てくることもあります。魚は、モトゥに到着してから釣り上げられたものをバーべーキューにしていることもしばしば。新鮮なバナナ、パイナップル、パパイヤ、ココナツのサラダは、消化を助けてくれることでしょう。非常に美味しい食事を楽しめるツアーもあるので、予約する前にウェブサイトで満足度の高い客のレビューをチェックしてみましょう。