タヒチの島々には、驚くほど多様な海洋生物が生息しています。滞在中、ツアーに参加して、美しいサンゴ礁や海底に広がる壮大な景色を探検してみてはいかがでしょうか。マスクとシュノーケルをつけて海中を覗いたり、ダイビングをしたりして、フランス領ポリネシアの海で一生の思い出に残る体験をしましょう。

世界最大の深海サンゴ礁がタヒチの海にあるのをご存知でしょうか。数年前、科学者たちが水面下約40メートルの深さに「ローズガーデン」と呼ばれる場所を発見しました。このサンゴ礁は、深い場所に生息しているため、地球温暖化の悪影響を受けにくいのではないかと考えられています。悲しいことに、ボラボラ島のサンゴ礁のように、保護が必要なものが多いのが現状です。海水温が上昇すると、サンゴは白くなって死んでしまいます。フランス領ポリネシアでは、さまざまな団体や協会がサンゴ礁の保護活動を行なっていますので、ダイビングやシュノーケリングをする際には、足元に気をつけるようにしてください。

色とりどりのサンゴ礁

タヒチの島々の壮大なサンゴ礁には、多種多様な熱帯魚やウミガメ、エイ、サメなどのさまざまな海洋生物が生息しており、水中スクーターやスキューバーダイビングの他、シンプルにマスクとシュノーケルをつけて覗くだけでも海中の観察を楽しむことができます。色とりどりのサンゴや熱帯魚は、運が良ければ船のデッキからも見えることも。忘れられない体験をしたいなら、タハア島フアヒネ島のコーラル・ガーデン、ボラボラ島やランギロア島のアクアティック・トレイルでシュノーケリングをしてみてはいかがでしょうか。サンゴで切り傷を負ったら、新鮮なライムの果汁を塗って消毒すると良いでしょう。

シュノーケリングやダイビングをする前には、環境に優しい日焼け止めクリームをたっぷり塗っておくことをお忘れなく。サンゴは気候変動で危機に瀕しているため、泳いでいるときにフィンで蹴ってダメージを増やさないよう注意する必要があります。モーレア島のコーラル・ガーデナーズのような団体を通じて、サンゴを養子にすることができ、サンゴ礁の保護に貢献することが可能です。健康で抵抗力のあるサンゴを採取し、苗床で育てた後、サンゴ礁への植え付けを行ないます。このプログラムに参加すると、そのサンゴがどこに植え付けられたか、どのように成長したかを知らせてもらえます。

サンゴの観察におすすめの場所

タヒチの島々には、サンゴや海洋生物の観察ツアーを提供するダイビングセンターが多数あります。フランス領ポリネシアの透き通るターコイズ色の海の下には、まったくの新しい世界が待っています。

タハア島はライアテア島と壮大なラグーンを共有しています。本当に素晴らしい体験をしたいなら、ラグーンにある2つのモトゥ(小島)の間のコーラル・ガーデンでシュノーケリングをしてみてはいかがでしょうか。ラグーンでのガイド付きボートツアーに参加すれば、モーレア島のさまざまなサンゴの種類を学ぶことができます。オーストラル諸島では、ライババエ島のバリアリーフを探検するのがおすすめです。この場所は、色とりどりのサンゴが多数生息する、特別なダイビング・スポットとして知られています。世界有数のダイビング・スポットであるランギロア島で、さまざまな形状や色のサンゴを鑑賞するのもおすすめです。

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