タイタア山の高さは海抜422m。その山頂を目指すハイキングコースはタヒチの島々で人気が高く、頂上まで登れば、島全体とラグーン、その向こうに広がる太平洋を見渡せる壮大なパノラマビューが待っています。

ツブアイ島は、タヒチ島から飛行機で1時間30分。ツブアイ島を訪れたら、タイタア山の山頂を目指すのはほぼ義務だといってもいいでしょう。地元の人も、「タイタア山のてっぺんに登らないと、ツブアイ島に来たとはいえない」と言っています。19世紀、有名な探検家であるサミュエル・ウォリスとジェームズ・クックは、ツブアイ島は緑豊かな山々とターコイズ色の透き通ったラグーンに恵まれ、これまで目にした中でも有数の美しい島であると認識しました。バウンティ号の反乱軍もこの島を気に入ったのですが、島民たちは彼らを好ましく思わず島から追放しました。オーストラル諸島は信じられないほど美しく、滞在中はその美しさをカメラに収めることに多くの時間を費やすことになるでしょう。タイタア山の山頂から眺める景色は、Instagramでたくさんの「いいね!」をもらえることは間違いありません!

タイタア山の山頂から望む360度のピュアな美しさ

タイタア山の山頂に続くコースはいくつかあり、難易度が一番低いのは道幅が広いものです。フランス領ポリネシアでの山登りの多くがそうであるように、タイタア山も見かけほど簡単に登れるわけではなく、実際、頂上付近は少しハードになっています。ご利用の宿泊施設にて、地元ガイドを手配することをおすすめします。山頂までは1時間30分ほどかかるため、ハイキングに適した靴、帽子、十分な水をご用意ください。ついに登りきったら、タヒチの島々のなかでも有数の絶景を望むことができます

頂上まであと少しのところはかなり体力が必要で、最後の数メートルは手を使ってよじ登らなければなりません。山頂に立つと、白く長い尾をたなびかせながら、一糸乱れず空中を舞う南国の鳥の群れを眺めることができます。この鳥はタヒチ語でビニと呼ばれ、地元の携帯電話サービスの名称にもなっています。タイタア山のハイキングコースは、毎年11月に開催される大人気のクロスカントリー大会「レイド・レイシ(Raid Litchis)」のコースの一部となっています。大会は「ヤング」、「ファン」、「ベテラン」、そしてトップアスリート向け「エリート」の4つのカテゴリーに分かれています。

ツブアイ島のその他のアクティビティと観光スポット

タイタア山の山頂から戻ってきたら、リフレッシュするために美しいラグーンで水浴びをして一息つきましょう。ツブアイ島の砂浜はすばらしく、ビーチの砂は13種類もあります!

ツブアイ島には、特にサンゴ礁の観察にぴったりのすばらしいダイビングスポットがいくつかあります。ほかにも、電動自転車をレンタルして島を見てまわったり、考古遺跡を訪ねたりできます。タアフアイアに立ち寄って、再建されたフォート・ジョージを訪れるのもいいでしょう。ここは、フランス領ポリネシアと英国の両者にとって歴史的価値の高い場所です。この要塞はもともと、島民たちの意に反してツブアイ島に住み着こうとしたバウンティ号の反乱軍によって建設されました。血みどろの争いを繰り返した結果、島民たちはなんとか反乱軍を追放し、ツブアイ島から逃げ出した反乱者たちはやがてピトケアン島に定住しました。

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