ファカラバ島のユネスコ生物圏保護区は、まさにツアモツ諸島の宝石です。サンゴ礁の保存状態は世界でもトップクラスで、ダイバーや自然愛好家にとってパラダイス。

生物圏保護区はファカラバ島を越え、近隣の小さな島々にまで広がっています。この保護海域にはエイやサメ、その他にも1000種類以上の魚が生息しており、広大な海洋保護区となっています。また、ファカラバ島の陸と海で見られる希少種には、タイマイ、チョウショウバト、ヤシガニなどがいます。

フランス領ポリネシアの秘宝、ファカラバ島

ファカラバ島が生物圏保護区に指定されたことは、地元当局とフランス政府の持続可能なツーリズムや環境保護への取り組みに対する敬意の表れだといえるでしょう。保護区指定は、ユネスコの人間と生物圏(MAB)計画の一環として行われました。このプログラムでは、生物多様性の保全、経済的な発展、地域住民の利益と福祉を考慮し、持続可能な方法を模索することを目指しています。

ファカラバ環礁は、カウエヒ島とニアウ島とともに独自の生態系を育んでおり、まさに海洋動植物の宝庫です。ポリネシアの人々にとって、自然環境は非常に大切な存在であり、植物や水、動物、そして地球を尊重することは、伝統的な文化の一部となっています。この生物圏保護区の例は注目を浴び、熱帯島しょ地域の保護モデルとなりました。ファカラバ島は、デリケートな生態系を守りつつ、訪れる人々が自然の驚異を楽しめる場となっているのです。

ファカラバ島の美しい自然を探検する

ファカラバ島の生物圏保護区では、さまざまなアクティビティを体験できますが、息をのむほどに多様な海洋生物を観察できることから、スキューバダイビングの人気が非常に高くなっています。100万種類以上の魚、雄大なウミガメ、数種類のサメと一緒に泳いでみてはいかがでしょうか。

A swim in the Fakarava lagoon ©_Grégoire Le Bacon
A swim in the Fakarava lagoon ©_Grégoire Le Bacon

島そのものの美しさを楽しんだり、素晴らしいラグーンで泳いだり、さまざまなウォータースポーツを楽しんだりと、ダイビング以外の楽しみ方もたくさんあります。7月から11月の繁殖期にはホエールウォッチングに参加するのもおすすめ。もちろん、柔らかな白砂のビーチ透き通ったターコイズ色のラグーンで、何もせずにのんびりと過ごすのも最高の楽しみ方です!

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