ターコイズ色のラグーンの海底に広がる見事なサンゴは、タヒチの島々での最も素晴らしい財産の一つであり、フランス領ポリネシアの海洋生態系にとって欠かせない存在となっています。透き通った温かな海でダイビングをして、この壮大な自然遺産の豊かさを堪能してみてはいかがでしょうか。

タヒチの島々で体験できるアクティビティの中でも特に人気なのが、サンゴ礁の探索です。サンゴは、多くの種が生存する上で欠かせない存在となっています。フランス領ポリネシアには、1,000種類以上の魚と150種類以上のサンゴが生息していますが、地球温暖化とマスツーリズムの影響を受け、サンゴは今や厳格な保護の対象となっています。ボラボラ島モーレア島タハア島ライアテア島といったのどかな島々の周りでは、サンゴ礁が壮大なラグーンを形成しています。ソシエテ諸島から遠く離れたツアモツ諸島ランギロア島は、世界で2番目に大きなラグーンであり、サンゴ礁を探索するのに理想的な場所です。探索の際には、サンゴ礁を傷つけてしまわないように注意してください。また、サンゴの収集は厳しく禁じられていることもご留意ください。

ダイビングでサンゴ礁を探索

ランギロア島ファカラバ島ティケハウ島などのツアモツ諸島でスキューバダイビングをして、サンゴ礁に生息する豊かな海洋生物を観察しましょう。これらの環礁は、マルケサス諸島などで見られる高くそびえる火山島とはまったく異なります。透き通ったラグーンやパスでのダイビングやシュノーケリングは、ユニークで忘れられない体験となるでしょう。

ランギロア島やファカラバ島でダイビングをするときは、パスに向かう潮の流れに身を任せましょう。そうすることで、簡単に深くまで潜ることができ、ブダイ、ナポレオンフィッシュ、チョウチョウウオ、エンゼルフィッシュ、ヤガラ、タコ、ウナギなどの多種多様な海洋生物が生息する壮大なコーラル・ガーデンにたどり着けます。ファカラバ島はユネスコの生物圏保護区に指定されており、多くの種が保護の対象となっています。タヒチの島々の海では、マンタ、サメ、ウミガメ、イルカ、クジラを観察することもできます。

サンゴの探索と保護

サンゴ礁は非常にデリケートで、タヒチの島々ではその保護と保存が最も重要な課題となっています。テ・マナ・オ・テ・モアナ協会は、多くのホテルやツーリズム関係者と協力して、コーラル・ガーデンを探索する特別ツアーを旅行客に提供しています。

豊かな海洋遺産の保護に貢献できる簡単な方法があります。フランス領ポリネシアでは、環境にやさしい日焼け止めを使用するようにしましょう。もっとアクティブに取り組みたい場合、コーラル・ガーデナーズ協会を通じて、タヒチ島とモーレア島でサンゴを養子にするプログラムに参加しましょう。このプログラムでは、サンゴを苗床から実際の海へと植え付けることができます。植え付け後は、定期的に成長の様子をお知らせしてもらえます。

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