タヒチの島々にはマナと呼ばれる神聖な力があります。マナはフランス領ポリネシアに特有のものであり、過去と現在の生きとし生けるものに宿りつなぎ合う、力強いエネルギーのことを指します。島々や人々、マオヒ文化の精神であり生命力でもあります。5つの群島のどこを訪れても、マナはあなたの感情に表れるでしょう。

タヒチの島々を訪れると、ポリネシアならではの感動や感覚を味わうことができますが、それらはマナという言葉の概念の一部であるのです。マナとは「聖なる力」、つまり天の力のことであり、島やモトゥ(小島)、山、渓谷、ラグーン、海のどこにでも存在しています。あなたが旅の途中で耳にする言葉や表現も、マナを感じるときに使うことができるものです。

言葉で感じるマナの力

遠く孤立した島々には、豊かな自然、太陽、太平洋など、感謝すべきものがたくさんありますがマナの言葉は、その感謝の気持ちを表現するものです。マイタイ」は「良い」という意味で、何か良い事があったときは、「マイタイ・ロア」、幸せなときは「オア・オア」と言います。周りの人々を祝福したいときは、 「マヌイア!」と口にします。すべての喜ばしい瞬間、優しい言葉、楽しい経験に対して「(心から)ありがとう」という意味の「マーウルウル」を口にします。

タヒチに到着すると、ティアレ・タヒチの花のレイと「イア・オラ・ナ」というシンプルな歓迎の言葉で迎え入れてくれますが、この言葉は、魅力的なマナの島々を自由に探索し、楽しんでもらうためのインビテーションです。この南海の楽園には「幸せ」という感情があふれています。この感情を分かち合いたいときは、「オラオラ」という言葉で表現します。モーレア島イルカと泳いだりヌクヒバ島の滝までハイキングしたり、ツアモツ諸島の環礁に沈む夕日を眺めたり、タヒチの島々を存分にお楽しみください。「ウア・レバ(さあ、行こう!)」

マナの感覚

タヒチの島々トロピカルな環境は、自然からの贈り物です。だからこそ、本質的な要素を表現する言葉があります。モアナは、島々をつなぐ「海」であり、ラグーンの清らかな水は、あなたを静けさと冒険の精神で包み込みます。太陽は神聖な祝福であり、生命にとって不可欠な光を放っています。そして、すべての生物に独自の輝きを与えています。タヒチの島々では、太陽のことを「マハナ」と呼びます。

マナの力は、「タタウ(タトゥー)」として皮膚に刻むことができます。タトゥーは長く続くポリネシアの伝統で、マルケサス諸島の文化に強く伝えられているものです。この地は、フランス領ポリネシアで最も野性味あふれる孤島となっています。タトゥーは、身につけている人の強さと勇気の証であり、敬意と栄誉を表すものでもあります。毎年、タヒチの国内外から最も才能あるタトゥー・アーティストが集うタタウ・イ・タヒチ・タトゥネシア」が開催され、このポリネシアの文化を楽しむために世界中から人々が集まります。

ここでは、あなたがマナを感じたときに使える言葉をご紹介します。
– ‘Ia ora na(イア・オラ・ナ) = こんにちは
‘Oa ‘oa(オア・オア)= 楽しい
– Mauruuru(マーウルウル) = ありがとう
– Manuia(マヌイア) = 体調が良い
– Tātau(タタウ) = タトゥー
– Maita’i(マイタイ) = 良い
– Moana(モアナ)= 海洋
– Mahana(マハナ) = 太陽
– Ua reva(ウア・レバ) = 行こう

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