Tombeau Du Roi Pomare V

ポマレ5世の墓は、アルエのコミューンのPK7.4、'Outu'ai'ai岬にあります。
珊瑚のブロックをセメントで固めたもので、底面は円錐形と長方形で、堂々とした形をしており、建物上部のアンフォラ（骨壷）は、多くの観光客に感動を与えています。
1891年6月12日、ポマレ5世がアルコール中毒で亡くなり、3年間（1877-1880）の短い在位期間中にタヒチとその属領をフランスに寄贈し、オセアニアのフランス公館となったため、この墓に納められました。
しかし、この墓はもともと、彼の母であり、50年ほどタヒチの女王だったポマレ4世女王陛下のために建立されたものである。1877年9月17日に亡くなった王妃の遺体は、アルエのこの墓に10年間安置されていたが、母への恩義を知らない息子は、王妃の遺体を掘り起こし、ポマレ1世、ポマレ2世、ポマレ3世の遺体と一緒にポマレ王墓に移して、自分の墓として再利用しようと考えたのだ。
王の墓となった「王妃の墓」は傑作とされているが、全会一致で承認されているわけではない。例えば、ポール・ゴーギャンは王の葬儀の行列に参列し、「美しい自然とは対照的なこの由緒正しいモニュメント」に嫌悪感を抱いたという。