ポワソン・クリュ・オ・レ・ド・ココ同様に、ポエはタヒチ料理の定番となっています。魚料理やプーレファファ(鶏肉とほうれん草のココナツミルク煮)の付け合わせとして提供される、タヒチの島々で非常に人気のある料理です。

ポエは、フルーツとタピオカ粉やコーンスターチをベースとした料理で、特にバナナポエの人気が高いですが、マウティニ(カボチャ)、タロイモ、ウマラ(サツマイモ)、パパイヤ、グァバなどを使用したものもあります。バナナはフランス領ポリネシアで豊富に栽培されており、さまざまな品種があります。ポエのレシピに最もよく使われるのは、「リオ」という品種です。バナナは通常、まだ青いうちに収穫され、熟すまで太陽の下に置かれます。ポエ作りには、バナナの他に、ココナツミルク、砂糖、タピオカ粉を用意しましょう。

パナナポエのレシピ

6人分
準備時間:40分
調理時間:30-40分
難易度:簡単

材料:

バナナ 6-8本
タピオカ粉 150-200g
砂糖 50g
新鮮なココナツミルク
バニラ・ビーンズ

バナナの皮をむき、柔らかくなるまで茹でる。水気を切り、潰してピューレにする。タピオカ粉と砂糖を混ぜる。バニラ・ビーンズを縦に2つに割り、中身をかき出す。これらを混ぜ合わせ、薄く油をひいたバナナの葉または耐熱皿に並べる。180度のオーブンで30-40分焼く。オーブンから取り出し、皿に移す。ざく切りにしてココナツミルクをかけ、温かいうちにどうぞ。

この伝統的なポリネシア料理は、約2000年前に最初の入植者によってタヒチの島々に持ち込まれました。材料は、地元の味覚と入手のしやすさに合わせて、本来のレシピとは少し違うものが使用されたようです。ポエは、タロイモやサツマイモとともに、魚料理の付け合わせとしてサーブされることが多いですが、タヒチの伝統料理であるマアタヒチにも欠かせない一品となっています。

さまざまなポエのバリエーション

バナナポエは特別な食事や伝統的なマアタヒチ(タヒチの食事)の一部として提供されますが、レストラン、軽食堂、屋台で食べることもできます。とても甘く、ドロドロはしていない程良い柔らかさで、通常はココナツミルクをかけて食べます。一度ポエを味わえば、帰国後、きっと家でも作りたくなることでしょう。

ポエ作りに使用するフルーツは、バナナだけではありません。タヒチのシェフは、ポエを添える料理によってパパイヤやグァバなども使用します。帰国後には、他のフルーツを使ってポエ作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。ポエは、ポリネシアの伝統料理に欠かせない一品であり、皆が同じ皿から取り分けて楽しむことから、和やかな雰囲気の中で料理を分かち合う象徴となっています。

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