マルケサス諸島の祭りでマナに浸る
日常から離れた神秘的なこの島々でマルケサスの文化を肌で感じ、本当のマナを体験してください。マルケサス諸島で開催される芸術祭の三日間は、忘れることのできないユニークな体験となるでしょう。 最初のマルケサス諸島芸術祭は、フランス領ポリネシアのマルケサス文化を推進するために、1986年に開催されました。当初は4年に一度、ヌクヒバ島、ヒバオア島、ウアポウ島の3つの島が順番にホストを務めて開催していましたが、現在は2年ごとに行われるイベントとなっています。その他の有人島、ウアフカ島、タフアタ島及びファツヒバ島も祭りに参加します。マルケサス諸島のアーティストだけでなく、ポリネシアン・トライアングル中からのアーティストが参加し、その数は1,600人に及びます。前回ホストだった島からアウトリガーカヌーで実行委員が到着して、祭りが始まります。このイベントは、生き生きとしたマルケサス諸島の文化のあらゆる側面と、絶海の孤島の島民たちにとってのその文化の重要性を知る機会です。 マルケサス文化を知る わくわくする光景と、マルケサスの太鼓「パフ」のリズムが鳴り響く三日間。バードダンスと鳥のように飛ぶダンサーのコスチュームを楽しんでください。地元の職人が桑の樹皮から作られたタパの布に伝統的な模様を描くのをご覧ください。アースオーブンで調理したパンノキのペースト「カアク(kaaku)」をお楽しみください。ウアポウ島のフラワーストーンで掘られた素晴らしいティキや、その場にいるほとんどの人がボディに入れているタトゥーに驚くことでしょう。これらは皆マルケサス諸島のスピリットの一部であり、それがマナなのです! Tahuata tattooed warrior © Tahiti Tourisme Marquesas Bird Dance © Tahiti Tourisme Musicians with their pahu from Nuku Hiva© Grégoire Le Bacon この祭りはマルケサス語で「Matavaa o te Fenua Enata」と呼ばれていて、フランス領ポリネシア内外で有名な文化的イベントです。この祭りに参加する機会があれば、一生忘れられない思い出となるでしょう。共通の先祖を祭るために、ポリネシアン・トライアングル中からアーティストが集まります。伝統的な音楽と舞踊が、ポリネシア文化の真の融合に彩りと活気を与えます。祭りの最後には、祭りを象徴するバトン「totoko pioo」が次回祭りが開催される島へと渡されます。 考古学的財宝の宝庫、マルケサス諸島 マルケサス諸島はタヒチの北東に位置しており、起伏に富んだスペクタクルな美しさを持った島々です。「人間の大地」として知られるマルケサス諸島には、タトゥー、タパのペインティング、ティキの彫刻、かつてマルケサスの戦士が踊っていたハカの踊りなどが象徴する、生き生きとした先祖伝来の文化があります。 Mountainous landscape with a sunset at Nuku Hiva © Grégoire Le Bacon 芸術祭の期間に来ることができなくても、この神秘的な神話の島々で様々なアクティビティを見つけることができます。ヒバオア島でポール・ゴーギャンとジャック・ブレルの足跡をたどってみてください。この二人の国際的にも名高いアーティストは、終生離れないと決めたマルケサス諸島からたくさんのインスピレーションを得ました。