フランス領ポリネシアには名物料理がたくさんあります。なかでも特においしい料理をいくつかご紹介しましょう。タヒチの島々の本格的な味を楽しむなら、郷土料理が一番です。

Poisson cru au lait de coco © Teriitua Maoni

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ポワソン・クリュ

タヒチの象徴といえる料理が、ポワソン・クリュ・オ・レ・ド・ココで、ホテルやレストラン、屋台、軽食堂で大抵あるメニューです。生マグロをココナツミルクでマリネして、ライムの皮と新鮮な生野菜を添えて出てきます。ポワソン・クリュは軽く食べられるのに満腹感があるので、前菜、メインディッシュ、軽食、ピクニックランチにもオススメです。

この料理の作り方を学ぶ

Plat de chevrettes © Stéphane Mailion Photography

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シェブレット

シェブレットは淡水エビのことで、ココナツミルクに入れてバニラで香りづけされたものが前菜として出されたり、メインディッシュではココナツミルクとカレーソースで味付けしたものが出されます。ジューシーでうま味があり、ペロリといただけます。

Ahima'a à Moorea © Ra'i Mao

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アヒマア

地面を掘って作られた伝統的なポリネシアのかまどのことをタヒチ語で「アヒマア」といい、現在では、主にお祝いや家族の集まりの食事の際に使用します。日曜になると多くの家庭でふるまわれるマア・タヒチ(タヒチ料理)は、このアヒマアで調理する場合が多いのです。魚、豚、タロイモ、フェイバナナ、ウル(パンノキ)をバナナの葉で包んだものを、熱い焼き石の上に載せて水分が出て食べ頃になるまでじっくりと蒸らします。食べる機会があれば、ぜひ遠慮せずに食べてみてください。「タマア・マイタイ( Tama’a maita’i)」、タヒチアン気分で召し上がれ!

アヒマア

Cuisson uru au feu de bois © Vincent LYKY

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ウル

ウルはパンノキの実で、タヒチ料理の主食です。揚げる、蒸す、焼くほか、かまどで調理していただきます。西洋料理でいうジャガイモやパンの位置づけになります。特に皮が黒くなるまで火で炙ったウルは格別です。また、パテと一緒に冷たいままでも食べることができ、フォアグラと食べると贅沢感を味わえます。

Fafaru et poisson cru © Teriitua Maoni

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ファファル

ファファルは、ポリネシア人が大好きな伝統料理ですが、観光客にとっては鼻が曲がるようなにおいかもしれません。数日間、淡水エビの頭を入れて発酵させた海水に生のマグロやマカジキを漬け込んだ料理です。非常に鼻にツンとくるジューシーな料理で、ミチ・フエ(発酵させたココナツミルク)と一緒にふるまわれます。かなり強烈なにおいさえ我慢できれば、とてもおいしいですよ!

食べてみよう

Plat de po'e au potiron © Tahiti Tourisme

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ポエ

ポエは甘くてゼリーのようなタヒチの人気デザートで、マニオク(キャッサバ)、バナナ、カボチャ、パパイヤなどから作られます。果実の果肉がなくなるまですり潰して、でんぷんを混ぜてオーブンやかまどで焼きます。新鮮なココナツミルクをかけて、食事の最後においしいデザートをどうぞ。

食べてみよう

Firi firi © Tahiti Tourisme

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フィリフィリ

タヒチ人であれば必ずといっていいほど、朝食にはフィリフィリを食べるはずです。ココナツ風味の小麦粉でできたフィリフィリは、8の字型ドーナツのような食べ物で、目覚めのコーヒーに浸して食べるのもオススメです。

パペーテの市場を訪ねる

Pua'a Roti

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プアア・ロティ

プアア・ロティは甘いローストポークで、タヒチの人たちが日曜のブランチに楽しむ料理です。日曜の朝になると、タヒチの島々の至るところにある市場や道端の屋台で買うことができます。

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